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中国の現代芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)


アイウェイウェイ、中国の民主制について語る







ベルンで開催中の中国現代アート展「チャイニーズ・ウィスパーズ」の応援にかけつけた中国の現代芸術家、艾未未(アイウェイウェイ)に26日、中国の民主制についてインタビューした。「中国が意味のある民主化を成し遂げるには、かなりの時間がかかるだろう」と語る。

中国における民主制の欠如について :「中国では、決定は全て役人によって行われる。つまり、民主的な国家ではない。どのレベルでも議論というものが行われない。これが私の印象だ。では、民主制を構築するために何を犠牲にすべきか?未来のためにお金をどこに使うべきか?教育に、それとも社会にか?こういった問いに、中国人はほぼまったく答えることができないだろう。なぜなら市民は投票さえ行ったことがないからだ。市民としての、この基本的な責任を担ったことがないのだ。こうした社会に未来はない。そもそもどんな社会を構築したいのかは、市民が問うものだ。しかし、それが行われていないのだから」

香港の「雨傘運動」のような民主化の動きついて  :「世界全体において、政治の民主化を求めるこうした運動が広がっている。しかし、中国はまだそれに向かってもがいているような状態だ。意味のある民主化を成し遂げるには、かなりの時間がかかるだろう」

6月5日にスイスの国民投票で問われるベーシック・インカムについて  :「これは、私にとってまったく新しい主題だ。『極度に理想化された制度』のように見え、実現は難しいのではないかと思う。今日の社会では、(老人や病人を除く)一般市民が生きていくために戦っていくことが、社会の繁栄をもたらす。もし誰もが、無条件に月々2500フラン(約29万円)を受け取るとなると、問題が生じると思う」

中国における検閲について  : 「中国は、非常に優れたファイアウォールを構築した。全てが検閲される。私自身がその最初のテスト例になった。私の名前は、中国のインターネットには現れない。名前を打ち込むと『違法の言葉』との表示が出てくるだけだ。翻訳のアプリがあって、そこに英語で私の名前、Ai Wei Weiとタイプすると、『太った男』という翻訳が出てくる。つまり、とても巧妙にできていて、インターネット上、私は『太った男』なのだ。これには、一時期とても興奮した。というのも、このことで多くの人が、私のことを『反政府的な行為を行っている人物』と捉えたからだ。しかし今は、外国に住んでいるため、中国の検閲については、あまり関心がない」

思想の自由に対するメタファーとしての「刑務所」について :「ある意味で、我々は全員『囚人』なのだ。ある者は非常に意識が高く、ある者は他人のルールによってコントロールされ、ある者は世界に対する自分自身の認識や知識によってコントロールされる。こういった意味で、我々は全員囚人だと思う。だからこそ、自由を手に入れたいと欲する。こうした(何らかの形で囚われているという)制約がないならば、私にとって自由の意味は存在しない」


(英語からの翻訳&編集・里信邦子), swissinfo.ch

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