意見

トランプ・タワー(ニューヨーク)のロビーで記者会見を行うドナルド・トランプ氏。かつてはここから500社以上の会社が属する「帝国」を統治していたが、今月20日以降はホワイトハウスから米国を統治する

オピニオン トランプ新米大統領、民主主義に立ちはだかる利益相反問題

Martin Naville, スイス米国商工会議所会頭

億万長者で不動産王のドナルド・トランプ氏が米国大統領に就任することで、「利益相反」というテーマが新たに浮上した。これはスイスにとっても大きな意味を持つ。  民主主義が機能するには、国家権力の代表者が利益相反に当たる行為をしてはならず、職務を金銭などの個人的利害から切り離すことが重要だ。 ...

スイスの風刺画家マリーナ・ルッツさんによるイラスト「ああ、もう一つ孤島が!」(2016年6月17日)

脱EUを問う英国民投票 英EU離脱問題 国民投票を民主的に行うには

Bruno Kaufmann, editor-in-chief People2Power

組織からの離脱は何かと物議を醸すものだ。今、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票が、現代の民主制度に求められる重要な側面を浮き彫りにしている。一つは法律面、もう一つは政治的枠組みだ。ドーバー海峡からクリミア、そしてスイスのジュラ地域に至るまでの事例を整理してみた。 ...

Service Public ist für das Funktionieren der Demokratie Schweiz unabdingbar, gerade im digitalen Zeitalter. Dies die Position der SRG in der Debatte über den Auftrag des öffentlich-rechtlichen Medienunternehmens.
Die Enthüllungen der "Panama Papers" scheinen ihm Recht zu geben: Alexej Nawalny, der seit längerem die Verbindung korrupter russischer Spitzenfunktionären in die Schweiz denunziert.

ロシアの汚職撲滅活動 「スイスとは、腐敗したロシア人が真っ先に向かうところ」

Igor Petrov

ロシアの反政権指導者アレクセイ・ナワルニー氏は、汚職を執拗に追跡し、プーチン大統領を激しく批判する。スイスに対する見方も厳しく、「パナマ文書」スキャンダル直前に行われたこのインタビューの中で、「ロシア政府の立場を後押しするロビーグループがスイスに存在するのは確かな事実であり、汚れたお金に対する...

Die Kontur der Helvetia im Schattenspiel des Mondlichts in Bern. 

社説 未来は民主的

スイスの国の古称「ヘルヴェティア」。これは、「スイス」とは異なる、特別な響きと意味合いを持つ呼び名である。「ヘルヴェティア」は素晴らしい国、強い国だ。その理由は民主主義にある。この国の村の中では、どこよりもしっかりと建設的な議論文化を体得できる。各自治体で開かれる集会は、行為や動機や参加者を概...

直接民主制の専門家、ブルーノ・カウフマン

オピニオン 2016年、世界中で市民の力が爆発する年に

Bruno Kaufmann

テロや難民問題など、衝撃的な事件に満ちた2015年が過ぎ、新しい年が明けた。「今年2016年は、あらゆる政治レベルで新しい民主主義の展開を示す年になるだろう」と、民主主義を推進する組織「people 2 power」の主催者、ブルーノ・カウフマン氏は言う。以下は、氏のオピニオンである。

"Todos tenemos derecho a participar en las decisiones que nos afectan", sostiene Daniel Schugurensky, experto en educación para la democracia.

参加型民主主義、市民参加、市民教育 参加型民主主義、「自分たちに関わることの決定には参加する権利がある」

Andrea Ornelas

ダニエル・シュグレンスキー教授は、市民が政治決定に参加する「参加型ガバナンス」というテーマを米・アリゾナ州立大学で教えている。そして直接民主制を実践するスイスを高く評価し、「普通の市民でも、議論するための十分な情報と時間があれば、正しい決断を下せることを世界に示している」と話す。

直接民主制の専門家、ブルーノ・カウフマン

オピニオン もし市長たちが世界を治めたら

Bruno Kaufmann

「自由対コントロール―民主主義的答えのために」。これは一連のテロ事件のさなかにフランスのストラスブールで11月に開催された、第4回世界民主主義フォーラムのタイトルだ。悲惨な事件にひるむことなく、欧州評議会とともに政府や議会、アカデミー界と市民社会の代表が、市民の政治参加に積極的な都市・地域のネ...

Isler setzt auf Animation und viele Live-Aufnahmen mit Politikern, Experten und Bürgern.

民主主義を問う映画 スイス人の映画監督が見た直接民主制

スイスのトマス・イスラー監督が、直接民主制についてのドキュメンタリー映画を製作した。最初は、スイスの政治制度がヨーロッパの大衆迎合的なポピュリストたちにとって魅力的だということを伝える作品を作ろうとした。ところが、自国スイスでの政治の動きを見て、方針を転換した。

Adrian Vatter
劉軍寧(Liu Junning)

著名な政治学者であり、若手政治学者の代表的存在。ハーバード大学フェアバンク中国研究センター元客員研究員。著書に「Republic, Democracy, Constitutionalism – A Study of Liberal Ideas, Conservatism, and Power Phenomenon」がある。
有権者が一堂に集まり、議案の是非を直接投票で決めるグラールス州の青空議会「ランツゲマインデ」(2015年5月3日撮影)

スイスの直接民主制を参考に 若手政治家 おときた駿氏、ネットを駆使して「民意が届く政治」を目指す

鹿島田芙美

TPPや安保法制など、国論を二分するようなテーマでも、日本では国民が是非を問われることはない。そんな中、スイスの直接民主制に感銘を受けた東京都議会議員 おときた駿氏(31)は、インターネットを通し国民の声を政治に反映させるという、新たな試みを行っている。 ...

直接民主制の専門家、ブルーノ・カウフマン
チュニジアの新憲法は国会で2014年1月26日、喜びと興奮の渦の中で承認された

チュニジア「グローバルフォーラム」 直接民主制「参加型の民主主義は市民の意識にかかっている」

Kamel Dhif, Geneva

2011年に始まった民主化運動「アラブの春」を経験した中東諸国の中で、唯一チュニジアだけが、ベンアリ独裁政権崩壊後、民主化プロセスに成功している。その政治改革に重要な役割を果たした法学者アイヤッド・ベン・アシュール氏は、国の歴史、コンセンサスと「参加型の」民主主義こそが、まだ不安定なチュニジア...

Setzt grosse Hoffnung in die tunesische Zivilgesellschaft als Korrektiv: Andreas Gross, der das Global Forum in Tunis eröffnen wird. 

2015年グローバル・フォーラム in チュニジア 民主主義へ向かうチュニジア 熟年政治家が成功のカギ

Renat Kuenzi, swissinfo.ch

地方分権を導入して権力の分散を目指すチュニジア。14日から17日まで首都チュニスで「現代直接民主制グローバルフォーラム」が開催される。そこで開会講演を行う予定のスイス人政治学者アンドレアス・グロースさんは、チュニジアの地方分権化は「まだ形だけで中身が全く伴っていない」と指摘する。

オピニオン 連邦議会、分極化、政治集団 そして国民の声

Georg Kohler

国民主権に基づく現代の民主主義は、政党政治なくしては成立しないと、チューリヒ大学のゲオルク・コーラー名誉教授(政治哲学)は主張する。今年10月に行われるスイス連邦議会総選挙に先立ち、「政治家」、「分極化」、「スイスの集団的アイデンティティ」という三つの側面からスイスの政治を分析する。 ...

直接民主制の専門家、ブルーノ・カウフマン

民主主義の構築 チュニジア 歩み寄りで民主主義の基盤を築く

Bruno Kaufmann

ジャスミン革命から4年が経過したチュニジアでは新憲法が制定され、議会及び大統領が自由選挙で選出された。そして新しい連立政権も誕生した。ところが、こうした民主化が進む中、バルドー博物館襲撃事件が起きた。「アラブ世界初の現代的な民主主義」は土台から揺さぶられ、その行方が再び問われる。しかし、民主化...