スイス北部バーゼル市交通局(BVB)は、隣国フランスに乗り入れている路面電車(トラム)の一部運行を中止する。フランス側で車両へのいたずらが多発しているためという。
このコンテンツが公開されたのは、
路線はBVBの路面電車の3番線外部リンク。2017年12月から、バーゼルと隣国フランスのサン・ルイ間を接続している。BVBはこの路線について、午後8時以降のフランスでの運行を中止する。
フランス側の複数地点で、路面電車に石を投げつけられたり、レーザーポインターを照射されたりするいたずらが相次いだ。このため昨年11月から、フランス側で警備員がトラムに乗り警戒していた。
4月、2人の運転手がレーザーポインターを照射されるいたずらが発生。BVBは従業員と乗客の安全を守るため、今回の一部運行停止を決めた。
BVBの交通担当官ブルーノ・シュテーレンベルガー氏はスイス通信に「フランス当局には、同路線の交通安全を確保する措置を講じてほしい」と語った。
バーゼル市内の公共交通外部リンクは、BVBとバーゼルラント交通による13路線の路面電車が走る。うち2路線が国境を越え、フランス・ドイツに乗り入れる。3番線はバーゼル・ビルスフェルデンハルトとフランスのサン・ルイ、8番線はバーゼル・ノイヴァイラー通りとドイツのヴァイル・アム・ラインを結ぶ。
続きを読む
おすすめの記事
スイスの鉄道、電車の時間の正確さをさらに改善へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの鉄道は日本と同様、時間に正確なことで知られるが、スイス連邦鉄道(SBB)はその正確さをさらに改善するためタスクフォースを立ち上げた。現在の「時間の正確率」は90.1%で、前年より少し下がったためだ。
もっと読む スイスの鉄道、電車の時間の正確さをさらに改善へ
おすすめの記事
スイスで旅行中に死んだらどうなる?
このコンテンツが公開されたのは、
もしあなたがスイスを旅行中、ハイキングコースでの転落事故や、突然の心臓発作で死んでしまったら?遺体の引き取りや保険金の手配など、何をどうすればよいのだろう?
もっと読む スイスで旅行中に死んだらどうなる?
おすすめの記事
スイスの道路輸送費、車を持たない人も支払っている?
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国土をまんべんなくカバーする鉄道システム、そしてアルプスを横断する道路網。これらが国の交通予算の大部分を占めていると思うかもしれない。でも、本当にそうだろうか。
もっと読む スイスの道路輸送費、車を持たない人も支払っている?
おすすめの記事
スイス鉄道 格安価格クラスを再導入?
このコンテンツが公開されたのは、
連邦鉄道も飛行機のエコノミークラスのように「集客人数を最大限にした格安の座席」を導入すべきだという。格安クラスの座席は1列5人掛けが提案されたと日曜紙NZZ・アム・ゾンタークが10日明らかにした。 同調査は、鉄道が将来、…
もっと読む スイス鉄道 格安価格クラスを再導入?
おすすめの記事
ジュネーブモーターショーが開催
このコンテンツが公開されたのは、
世界中の新型車が一堂に会する第88回ジュネーブ・モーターショーが8日、ジュネーブで開幕した。日本からはトヨタ、ホンダ、日産、マツダなどが出展。18日までの期間中、70万人が来場する見込み。
もっと読む ジュネーブモーターショーが開催
おすすめの記事
高価格がネック ユングフラウ鉄道の今後の戦略は
このコンテンツが公開されたのは、
12日間の欧州パッケージ旅行がフライト代込みで6万5千円なら、スイスの登山電車に乗ってヨーロッパの最高地点にあるユングフラウヨッホ駅を楽しむことはできないかもしれない。
もっと読む 高価格がネック ユングフラウ鉄道の今後の戦略は
おすすめの記事
ヨーロッパ最高地点の鉄道駅でトイレを流すとどうなる?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで最も標高の高い地点にある観光名所ユングフラウヨッホでは、100万人を超える観光客のための水・食べ物・酸素はどのように賄われているのか?舞台裏に迫った。
もっと読む ヨーロッパ最高地点の鉄道駅でトイレを流すとどうなる?
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。