スイスの公正取引委員会は18日、米アップルが同社製品でもスイスのスマートフォン(スマホ)用決済アプリTWINT(トゥウィント)を使えるようにするべく、技術的な問題の解決を目指すことに同意したと発表した。
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TWINT外部リンクで支払うには、利用者が店頭の決済端末に表示されるQRコードをスマホで読み取る必要がある。公取委によると、店頭の決済端末にiPhoneやApple Watchをかざすと、アップル社の決済システム「アップル・ペイ」が自動的に立ち上がる仕様になっており、TWINTアプリによる支払い処理が中断されてしまう。
公取委は記者発表で「公取委の仲裁を受け、アップルはより競争的な技術的解決策を提供すると約束した」と述べた。TWINTの支払い処理中に、アップル・ペイが自動的に起動しないような技術を施すという。解決すれば、公取委はアップルに対する初期調査を終了する。
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今回の新ルール導入の発端は、アップル、アマゾン、グーグルの過度な節税策だ。これらの米インターネット企業は、オフショア企業との入り組んだネットワークを利用し、何十億ドルにおよぶ節税策をとってきた。米税務局はこれまで指をくわえて見ていることしかできなかった。
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