ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が5月までに会談すると報じられ、スイスでも歓迎の声が上がった。スイスが会談の開催地の候補の一つであるとの観測も浮上している。
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スイス連邦外務省は9日、連邦政府は各当事者と接触しているとスイス通信に語った。スイスが会談のホスト役を名乗り出ていることは良く知られているが、会談をいつどこで実施するかは当事者次第だという。
英紙「ザ・ガーディアン」は9日、中国や韓国、日本のほか、ジュネーブやニューヨークの国連関連施設や朝鮮半島の軍事境界線が候補だとする記事外部リンクをウェブサイトに掲載した。
スイスのアラン・ベルセ大統領は2月、平昌(ピョンチャン)五輪を訪問した際に北朝鮮の代表団に面会した。この機会を利用し、南北朝鮮による対話の重要さを力説したという。
北朝鮮による6回目の核実験を受けて朝鮮半島情勢が緊迫した17年9月には、当時のドリス・ロイトハルト大統領がスイスは仲介役になる準備があることを表明している。
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