スイス北東部の切り立った崖に立つゲストハウス「Äscher-Wildkirchli」は科学誌ナショナルジオグラフィックで紹介されたことで一躍有名になった。後継ぎが見つからず閉業が決まってから3カ月、地元アッペンツェルのフードサービス事業者が後継者に名乗り出た。
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後継ぎを申し出たのはPfefferbeere外部リンク(「赤胡椒」の意)。ケータリングなどを手がける新興の地元企業で、2019年春からゲストハウスの食堂を営業再開すると10日に発表した。
現経営者のベルンハルト・クネヒテル・フリッチェさんと妻のニコールさんは8月、今夏をもって親の代から31年続いた営業に幕を降ろし、建物の所有権を売り渡すと発表していた。
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スイス初のカプセルホテル 近く予約受付再開
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スイス中部ルツェルンのカプセルホテル「capsule hotel lucerne」は、近く宿泊予約受付を再開する。ホテル運営者が21日、市から内装工事の建設許可が下りたとプレスリリースで明らかにした。同ホテルは昨年11月のオープンからわずか1週間で休業していた。
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どこでもホテル スイスで人気上昇
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丸いビニールハウス型のテントで一晩明かすのに、1泊200フラン(約2万2千円)は高い?安い?スイスでは手ごろで値ごろな宿泊手段として、一定期間だけ現れるポップアップ型のホテルが人気を集めている。(SRF/swissinfo.ch)
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ゲストハウス主人が50年撮り続けた、懐かしいあの日
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オプヴァルデン州ザクセルン出身のアルフォン・ローラーさん(1925~98年)はその生涯のうちに、ゲストハウスの主人、合唱団の一員、消防隊長、羊飼育農家の会長を務めただけでなく、写真家としても50年以上にわたり写真を撮り続けた。2カ国語で編集された写真集「Heimat. Chez soi(故郷)」には、ローラーさんが住んでいた村の暮らしや出来事が記録された「懐かしいあの日」の写真が収められている。
ローラーさんの孫で編集者のハインツ・アンダーハルデンさんは、写真集を出版するに至った経緯を序文でこう振り返る。「祖母の戸棚の整理を手伝った時に、15年もの間、誰の目にも触れず戸棚の中で眠っている写真のネガを見つけた。祖父が残したこのネガを少しずつデジタル化し、最終的にその数は1万4千枚になった。『宝物を見つけた!』と思った」
「私の幼少期の記憶にある祖父は、いつもカメラを手に持っていた。祖父はいつも人生に喜びを感じながら生きていて、彼にとって写真を撮るという行為は、まるでその『喜び』を形として残しておきたいがための行為のように見えた。(中略)彼が撮った写真は、地元の人間だからこそ撮れたものや、撮影が許されたものが多い。この写真集に収められた写真は、育った土地や文化背景に関係なく、写真集を手にした人々全てに懐古の情を起こさせ、また各々の記憶や思い出を甦らせるきっかけとなるのだ」
(文・写真集「Heimat. Chez soi」/Scheidegger & Spiess出版より抜粋 独語からの翻訳・大野瑠衣子)
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バルテュスが過ごしたスイスで最大の木造建築物「グラン・シャレ」
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モントルーからレマン湖沿いに電車に揺られて1時間もしないうちに、グシュタードの近くにある小さな山あいの村、ロシニエール (Rossinière ) に到着する。パノラマ電車での旅は、旅行く人に息をのむほどの美しい景色を披…
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