自分の生年月日が分からない、もしくは証明できない人は、飛行機やホテルの予約はもちろん、オンラインショッピングさえ難儀する。だがスイスではこうした問題はなくなりそうだ。2019年から、パスポートなど身分証明書に「1月1日生まれ」として記載されることになったからだ。
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スイス連邦法務省が3日発表した統計によると、生年月日を証明できない人はスイスに約800人いる。大半は移民で、生年月日を証明する書類を出身国で取得できないケースだ。
法務省は報道発表外部リンクで「スイス政府はこうした現状を踏まえ、旅行や銀行、郵便局で困難にあう人々のために、迅速で実質的な解決策を提案する」と述べた。
これまではスイスで発行する身分証明書には生まれ年のみ実数で、日にちは「0月0日生まれ」と記入されていた。法務省はこれを改め、「1月1日生まれ」と記入するように年内に法令を整備し、来年から施行する。
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