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なまはげサンタ、子供のキリスト、新年の花火 スイスのクリスマスと年末年始 日本とどう違う?

シンギング・クリスマスツリー

チューリヒ名物の「シンギング・クリスマスツリー」。ツリー型のステージにコーラス隊が立ち、歌を披露する

(Keystone/Christian Ruckstuhl)

2017年ももう終わり。年の瀬はクリスマスや年末年始とイベントが目白押しだ。ところで、スイスではどうやってお祝いするのだろうか。スイスインフォのフェイスブックに寄せられた読者のコメントやメッセージなどを元に、日本とはちょっと違う「スイスの年末の過ごし方」を紹介する。

首都ベルンのクリスマスマーケット

(Bern Tourismus)

クリスマスが近づくと街中に市が立つ:冬になると、街中の広場や駅にクリスマスマーケットと呼ばれる市が立つ。キャンドルやツリー飾りといったクリスマス用品、クッキーなどのお菓子、ジャガイモにとろとろのチーズをかけたラクレット料理の店が並び、観光客や地元民でいつもにぎわっている。買い物を済ませたら、ワインと香辛料で作るホットカクテル(独語でグリューワイン、仏語ではヴァン・ショー、伊語でヴァン・ブルレと呼ばれる)で冷えた体を温めるのが定番の楽しみ方だ。

チョコが出てくるカレンダー:11月末になると、日付のところに窓の形のふたが付いた立体のカレンダーがスーパーや百貨店に続々と登場する。これは12月1日からクリスマスまでの日数を数えるための「アドベントカレンダー」と呼ばれるもの。毎日、日付のところの窓を開けるとチョコレートやおもちゃが出てくる。何が入っているかは、開けてのお楽しみだ。アドベントカレンダーを恋人や家族に手作りする人も多い。

聖ニコラウス(左)とシュムッツリ

(Keystone)

なまはげが来る?:ドイツ語圏では、「サンタクロース」が来る日はちょっと怖い。6日の聖ニコラウスの日に、白いひげをたくわえ、赤いガウンを着た子供の守護聖人、聖ニコラウスが枝木の鞭(むち)を持った従者シュムッツリを連れて森からロバでやってくる。聖ニコラウスが持っている本には子供たちの1年の行いが記録されていて、お行儀が悪かった子はシュムッツリの鞭でお仕置きされる。

ツリーの飾りは家族の歴史:スイス人は室内のクリスマスツリー用に本物のモミの木を買い求める人が多い。各地でモミの木の市が立つが、自宅でツリー用の木を育てる愛好家もいる。ツリーには電飾ではなく火を灯した本物のろうそくを飾る。オーナメントは毎年一つずつ買い足したり、先祖代々伝わるものを大事に使い続けたりしている家庭もある。飾り一つ一つに、家族の歴史が刻み込まれているのだ。

クリスマスに、肉をブイヨンスープに浸して食べるミートフォンデュを食べる家庭も多い

(Getty Images)

クリスマスイブは家族の時間:日本では、24日のクリスマスイブは恋人たちの日というイメージが強いが、スイスでは家族や親類と過ごす大切な日。遠く離れた場所に住む子供たちもこの日は実家に帰り、みんなで食卓を囲む。

子供のキリストがプレゼントを運んでくる:イブの日、子供たちが一番楽しみにしているのは何と言ってもプレゼント。ここスイスでは、サンタではなく子供のキリスト(独語でクリストキントリ、伊語でジェズ・バンビーノ)が空を飛んで運んでくる。子供たちが外で遊んで帰ってくると、いつの間にかツリーの下に、たくさんのプレゼントが置かれているのだ。フランス語圏では日本と同じ。子供たちが寝静まった後にサンタクロースがやってくるとされる。

野菜の王様カルドン:フランス語圏でクリスマス定番の野菜といえば、ジュネーブ産の「カルドン」。日本ではほとんど知られていないが、茎が太いフキに似たアザミ科の野菜で、七面鳥の丸焼きと一緒にカルドンのグラタンを食べるのが定番だ。デザートは、もちろんビュッシュドノエルを。

ルツェルンの新年の夜空を彩る花火

(Keystone/Urs Flueeler)

新年には花火が上がる:年末年始は、家族でゆったり過ごす日本と逆で、友人とわいわい過ごすのがスイス流。1日よりも31日夜がメインで、あちこちでカウントダウンイベントが開かれる。ホームパーティを開く人もいる。年が明けた瞬間に花火が上がり、シャンパンで乾杯。近くにいる人と握手したり、頬にキスしたりして新年の到来をお祝いする。

ガレット・デ・ロワ:キリスト教の祝日の一つ、1月6日の公現節の日に、フランス語圏では「ガレット・デ・ロワ」と呼ばれるフランスのパイ菓子を家族で切り分けて食べる。パイの中にはフェーヴと呼ばれる陶製の小さな人形が一つだけ入っていて、当たった人は幸運が1年間続くといわれる。

ミステリアスな雰囲気のシルベスタークラウス

(swissinfo.ch)

新年が2回来る地域がある:スイス北西部にあるのどかなアッペンツェル地方では12月31日と1月13日の2回、新年のお祝いをする。31日はグレゴリオ暦、13日はユリウス暦の大みそかに当たり、お面と大きな頭飾りを載せた「シルベスタークラウス」が家から家へ練り歩き、家の前に着くと半円の形に並んでカウベルを鳴らしヨーデルを歌う。この地に伝わる伝統行事だ。

メリークリスマスと新年明けましておめでとうは何て言う?:スイスドイツ語では「Schöni Weihnachte(ショーニ・ヴァイナクテ)」、新年は「Guets neues Jahr(グエツ・ノイエス・ヤー)」などと言う。ただ方言によって異なるので、ぜひ現地の人に聞いてみよう。方言であいさつしたら、きっと喜ばれるはず。

 フランス語圏ではクリスマスは「Joyeux Noël(ジョワイル・ノエル)」、新年は「Bonne Année(ボナネ)」、イタリア語では、「Buon natale(ブォナターレ)」、新年は「Buon Anno(ブォナンノ)」。

その他、読者から寄せられたコメントはこちら。

  • 24日夜にみんなで教会のミサに行く。パイプオルガンがメインの静かなもの。一方、年末のミサは明るく楽しい雰囲気
  • クリスマスはどこのお店も休み。この時期に旅行で来ると時間を持て余す
  • クリスマス前には何種類もクッキーを焼いて、近所や家族、友人に配る
  • 年末年始は旅行に出かける人が多く、街中はシーンとしている
  • 正月になってもお年玉はもらえない
  • ツリーの役割を果たしたモミの木は暖炉の薪として使われるか、ツリー回収の日にごみの集積場に置いておく
  • 12月、チューリヒ中央駅前のメイン通りに「歌うクリスマスツリー」が登場する。巨大なツリーの葉の部分に足場が張り巡らされ、子供や大人のコーラス隊がそこに立って歌を披露する
  • スイスでは、除夜の鐘の代わりに教会の鐘が鳴る
  • 夜にクリスマスキャロルを聞きに行く学校行事がある
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