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スイス人俳優 「総統閣下」演じたスイス俳優ブルーノ・ガンツ死去

Bruno Ganz

スイス人俳優ブルーノ・ガンツ。2017年10月に開催された第61回BFIロンドン映画祭にて。

(Keystone/ Epa/Neil Hall)

スイスで最も有名な俳優ブルーノ・ガンツさんが16日、チューリヒの自宅で大腸がんにより死去した。77歳だった。同氏のマネージャーが発表した。

ブルーノ・ガンツ ヒトラーになったスイス人俳優 日本を語る

スイス人俳優ブルーノ・ガンツ氏がヒトラーとして主演したドイツ映画 『ヒトラー 最後の12日間』が、7月9日から日本でも上映されている。原題は『デル・ウンターガング』。没落の意味。ヒトラーの最期を秘書の女性の目を通して描いた小説を元にして作られた。 ...

ガンツさんの代理人パトリツィア・バウムバウアー氏はスイスインフォの取材に「息を引き取ったとき、彼は愛する家族と共にいた。私たちは彼が世界の映画・舞台に残した思い出と貢献を永遠に忘れない」と書面で答えた。

ガンツさんはスイス・チューリヒ出身の俳優で、映画「ハイジ アルプスの物語」(2015 年)ではアルムおんじ役を務めた。また、「ベルリン・天使の詩」(1987年)では天使ダミエル役、「ヒトラー 最期の12日間」(2004年)ではアドルフ・ヒトラー役を主演するなど多彩なキャラクターを演じ、世界的な評判を得た俳優だった。

1941年3月22日にチューリヒに生まれ、父親はスイス人で整備士、母親はイタリア北部の出身。10代で演劇に目覚め、舞台に立つようになった。

映画ではドイツ人監督ヴェルナー・ヘルツォークやヴィム・ヴェンダース、米国人監督のフランシス・フォード・コッポラの作品に出演した。

ヒトラー役

アドルフ・ヒトラー役を演じた「ヒトラー 最期の12日間」はガンツさんの代表作となり、映画評論家から絶賛された。狂気的な演技はインターネットなどでも大きな話題を呼んだ。

「ハイジ アルプスの物語」で演じたアルムおんじ役も好評を博した。スイス公共テレビは映画の撮影現場を取材し、ガンツさんにも話を聞いた。

映画「ハイジ」 スイスの古典「ハイジ」、新キャストで再びスクリーンに!

スイス文学の中でも一番人気のある「ハイジ」。そのハイジの実写映画が、有名なスイスの俳優ブルーノ・ガンツをキャストに迎え、間もなくスクリーンに戻ってくる。(SRF/swissinfo.ch)

このコンテンツは2015/12/07 11:00に配信されました

ガンツさんは映画と舞台の両方で活躍した。だが「プリティ・ウーマン」(1990年)でジュリア・ロバーツの恋人役を辛くもリチャード・ギアに奪われた。またスティーブン・スピルバーグ監督にオスカー賞作品「シンドラーのリスト」の主役への採用を拒絶されるといった憂き目にも遭っている。

惜別の声相次ぐ

スイスの文化政策を司るアラン・ベルセ内務相は自身のツイッター他のサイトへで、「ブルーノ・ガンツは役を演じるのではなく、生きた」と称賛。「スイスで最も偉大な俳優の一人を失った。私が彼に会うときはいつでも、充実した人生を送り、社会と共に生きる偉大な人物であると感じた」

スイスの映画制作の広告代理店スイスフィルムズもツイッターで死を惜しんだ。

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チューリヒ演劇場など複数の劇場もお悔やみの言葉を発表している。

私的な人

ガンツ氏は多くの受賞歴を持つ。ドイツ語を話す俳優に贈られる最も権威ある賞「イフラントの指輪」はその一つで、受賞者が死ぬまで保有する。

プライベートな時間を好み、なるべくハリウッドを避けた。一人息子を設けた妻とは離別。チューリヒやベルリン、ベネチアで暮らした。

ドイツ語圏の日刊紙NZZの2017年のインタビューで、ガンツ氏は演劇という仕事に出会えたことは「贈り物」だったと振り返り、「有意義に時間を使った」と語った。

ブルーノ・ガンツ

1941年、チューリヒ生まれ。
父親は工場従業員、母親はイタリア人。
60年、映画『黒いメロンの紳士』の主役として出演。才能を認められる。
72年、舞台俳優としてもデビューした。

主な出演作品
劇: 『ファウスト』ゲーテ完全版(上演時間13時間)(2000年)
映画:『ノスフェラトゥ』(1979年)、『発明者』(1980年)、『ベルリン・天使の詩』(1987年)、『ベニスで恋して』(2000年)、『ヒトラー 最後の12日間』(2004年)、『ハイジ アルプスの物語』(2015年)など

インフォボックス終わり

アルプスの少女「ハイジ」 映画界を魅了し続ける物語「ハイジ」

底抜けに元気がよくて明るい、スイスの象徴ともいうべき「ハイジ」。そのハイジが間もなくスイス・ドイツの合作映画としてスクリーンに戻ってくる。白黒の無声映画からアニメに至るまで、これまでに何度となく映画化されてきたハイジの物語。だが、今再び新しい作品が制作される理由は何だろう?

Keystone-SDA/swissinfo.ch/ilj

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