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スイス人、アフリカのキブ湖のガス抜きに活躍

ルワンダ側から見たキブ湖

(eawag.ch)

コンゴ共和国とルワンダの国境に横たわるキブ ( Kivu ) 湖の湖底には大量のメタンガスと二酸化炭素ガスが閉じ込められている。

周辺の住民へのガスによる被害を食い止め、またこれを使い発電を行えないかとスイスの研究者たちが現地で働いている。

ルワンダ政府とオランダの「環境インパクト評価委員会 ( NCEIA ) 」から依頼を受けて、湖低にあるガスの状態調査やガス抜きの作業にあたるのは、スイス連邦工科大学 ( ETH ) に付属する「水の科学技術スイス連邦研究所 ( Eawag ) 」である。

ガスの周辺住民への被害

 表面積2400平方キロメートル、最大深度1500メートルのキブ湖周辺には約200万人の住民が住んでいる。湖底には大量のメタンガスと二酸化炭素ガスが閉じ込められているが、もし火山の噴火などで、ガスが湖の表面に噴出した場合、周辺の住民への被害はかなりのものになると「水の科学技術スイス連邦研究所」はみている。

 1986年、カメルーンのニオス湖で二酸化炭素ガスが湖低から噴出し、およそ1800人がガス中毒で死亡するという事故があったからだ。ガス抜きはかなり簡単で、ガスが閉じ込められている湖底までチューブを差し込むと、チューブに入っている水は、チューブ内で泡の状態になっているガスの圧力によって上に押し出されるという。

エコシステムの観点からの保護

 このガス抽出計画が発足した理由は、1970年代からメタンガスの量が増え続けていること、さらにルワンダ政府がガスによる発電のパイロットケースを2008年に計画しているからだ。

 ガス抽出に関する議論が最近行われたが、とくにエコシステムの観点からの保護が問題になっている。「ガスが抽出された後、キブ湖がどのような反応をするか誰にも予想がつかない。従って、たとえどんな小規模なテストでも慎重に行わなければならない」と「水の科学技術スイス連邦研究所」の今回のプロジェクト責任人者、アルフレッド・ビュエスト氏は強調する。

 スイスで400人の研究者を抱える「水の科学技術スイス連邦研究所」は、2002年の火山噴火以来、キブ湖でも研究を行っている。このプロジェクトにスイス連邦基金は、10万フラン ( 約1000万円 ) を投入している。

swissinfo、外電 

キブ湖

コンゴ共和国とルワンダの国境に横たわるキブ湖は、標高500メートルに位置し、表面積2400平方キロメートル、最大深度1500メートルに及ぶ。

湖底には、2500億立方メートルの二酸化炭素ガスと550億立方メートルのメタンガスが閉じ込められている。二酸化炭素ガスは火山活動により、メタンガスはバクテリアや有機物質の発酵によって形成された。

1986年、同様のガスがたまっていたカメルーンのニオス湖から、特に二酸化炭素ガスが噴出し、およそ1800人がガス中毒で死亡するという事故があった。空気中の二酸化炭素の濃度が2割を超えると死亡に至るといわれている。

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