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スイス空軍曲芸チームの「凡ミス」 間違って隣町でパフォーマンス

パトルイユ・スイス
スイス空軍のアクロバットチーム、パトルイユ・スイス © Keystone / Anthony Anex

スイス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・スイス(Patrouille Suisse)」が6日、誤って開催予定地の自治体から約6キロメートル離れた隣町上空でパフォーマンスをしていたことが分かった。無料紙20min.が報じた。

スイス軍のダニエル・ライスト報道官が事実関係を認めた。

パトルイユ・スイス外部リンクはこの日、バーゼル・ラント準州ランゲンブルック上空でパフォーマンスを行う予定だった。だが編隊のリーダーが近隣のソロトゥルン州ミュムリスヴィール上空を通過する際、地上で大規模なイベントをやっているのを目にし、ここが予定地だと勘違いしたという。

ランゲンブルックでは地元出身で航空業界のパイオニア、オスカー・ビデ―さんの死後100年を悼む式典が行われていた。

ミュムリスヴィールで開催されていたのは、スイス北西部ヨーデル祭りだった。

(以下の映像は過去のものです)

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ライスト報道官は「心配するほどのミスではない」とコメント。パトルイユ・スイスの機体はF5Eタイガー で、搭載するナビゲーションシステムは40年以上前のものだ。

インターネット上では「これが実戦じゃなくて良かった」などと皮肉る声も挙がったが、ライスト報道官は、同機は装備が古いためにすでに実戦から退役しており「緊急時に出動することはない」と述べた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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