女性が一手にスイスを握る

新議長に選出されたフォルスター氏 ( 左 ) とブルーデラー氏

(Keystone)

スイス史上初めて、3つの主要公職ポストがすべて女性で占められることになった。国民議会 ( 下院 ) 議長にパスカル・ブルーデラー氏、全州議会 ( 上院 ) 議長にエリカ・フォルスター氏が選出され、来週予定されている大統領選挙ではドリス・ロイタルト経済相の選出が見込まれている。

11月23日に始まった冬季国会。国民議会で新たに1年間議長を務めることになったのは32歳のアールガウ州国民議会議員のブルーデラー氏だ。

若手とベテラン

 社会民主党 ( SP/PS ) のブルーデラー氏は、国民議会の大きな支持を得て「スイス最高位の政治職」に選出された。過去最年少で、女性としては10人目の国民議会議長となる。

 ブルーデラー氏は2002年、24歳の最年少議員として国民議会議員に選出された。2003年と2007年に行われた国民議会選挙では、アールガウ州社会民主党員の中で最高得票数を得て当選した。重点は、社会福祉、障害者の融和と機会均等、教育およびスポーツに置かれている。

 一方、全州議会の新議長に選出されたのは、ザンクトガレン州急進民主党 ( FDP/PRD ) 党員のフォルスター氏だ。全44票のうち43票を得ての選出となった。女性としては3人目。

 65歳になるフォルスター氏は経験豊かな政治家だ。30年前から市政や州政に携わり、また全州議会議員としても14年間の経験を持つ。2003年以降は、急進民主党連邦議会議員団の副団長も務めている。

 フォルスター氏の夫はザンクトガレンで繊維会社を経営しているウエリ・フォルスター氏だ。彼は2002年から2006年まで企業の上部団体「エコノミースイス ( economiesuisse ) 」の会長を務めた。エリカ・フォルスター氏は特に中小企業のために尽力している。4人の子どもの母親でもあるフォルスター氏は、全州議会ですでに健康保健委員会と環境委員会の議長を務めた。


 来週には2010年の連邦大統領が選出される。予定通りロイタルト経済相が選出されれば、史上初めてスイス政界の3大公職を女性が占めることになる。

swissinfo.ch、外電



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