新型コロナウイルスによる渡航制限で国外に足止めされていたスイス国民の本国帰還事業が29日、終了した。
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本国帰還事業は連邦外務省が行っていた。スイスの航空会社ヘルベティック・エアウェイズの飛行機がガーナ、コートジボワール、ブルキナファソで足止めされていた計100人を乗せ、29日にチューリヒ空港に着陸した。
事業の最後となる同機のクルー8人(操縦士3人、客室乗務員4人、整備士1人)は全員が自ら志願したという。
史上最大となる連邦外務省の本国帰還事業「#Flyinghome外部リンク」は3月22日に開始。計7200人を帰還させた。このうち4100人はスイス人、3100人は外国人。外国人のうち3分の2は欧州国籍者だ。このほかにも1500人のスイス人が、他国の帰還事業で帰国した。
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