おそらくスイスはその素晴らしい自然美で最もよく知られていることだろう。しかし、主要都市が提供する活気に満ちた文化アトラクションの数々もお忘れなく。

チューリヒ、ジュネーブ、バーゼル、ルツェルン、ロカルノのような大都市では何を見たり、体験できるの?概要は下記のリンクを参照。そのほかの地域情報もこちらから。

チューリヒ

人口約38万5000人(2013年データ)とスイス最大の都市チューリヒは、ショッピング街、ミュージアム、華やかなナイトライフに溢れ、「スイスのダウンタウン」の異名を持つ。国内最大規模を誇る空港(英/独/仏語)を持ち、観光客が最初に立ち寄るスイスの都市でもある。空港から市内へは鉄道で10分ほど。

世界の生活水準調査ではチューリヒは常に上位を占める。その理由としては、湖畔という立地条件、快適な都市生活、娯楽施設の充実、経済発展が挙げられる。チューリヒ中央駅前から湖に向かって延びる有名なバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)(英/独語)にはブティック、時計店、世界有数の宝飾店が軒を連ねる。この通りの不動産がスイス一高いと言われていることは観光客もよく知っているだろう。

日没を迎えると、スイスで最も多くのナイトクラブが集中する町のあちこちでパーティが始まる。夕食の後はエスプレッソ。その後もハウスミュージックからオールディーズ、そして同性愛者が集まるクラブまで、夜の11時はまだ宵の口。

もう少し静かな場所が必要?チューリヒにはスイス国立博物館(Swiss National Museum)(英/独/仏語/伊)に始まり100以上のギャラリーと50以上のミュージアムがある。

チューリヒ観光局のサイトからはiPhoneアプリ(英語)のシティガイドをダウンロード可。そのほか、宿泊施設、レストラン、周辺情報(英/独語その他)も閲覧可。

スイス政府観光局(日本語)でもチューリヒ地方を紹介。

スイスインフォ日本語版のオリジナル観光ガイドはこちらへ。

ジュネーブ

スイス西部の端に位置するジュネーブは、国際連合(UN)ヨーロッパ本部の拠点、赤十字国際委員会(ICRC) 発祥の地、そのほか数多くの有名な国際機関やNGOの本部があることでよく知られている。

スイスで2番目に大きい都市ジュネーブを首都だと思っている人は多い。実際はベルンが首都。

ジュネーブはレマン湖のほとりに広がり、チューリヒ空港に次ぐ第2の玄関口(英/独/仏語)として海外からアクセスしやすい。

静寂に包まれた大聖堂と活気溢れる路地が魅力的な旧市街。それと好対照をなすのが、スイスで最も外国人居住比率が高いビジネス地区だ。ここでは外交官に混じり貿易業者や銀行家の行きかう姿が見られる。サンピエール大聖堂は、宗教改革の指導者カルヴァンが活躍したこの町を眼下に見下ろす。レマン湖の水を高さ140メートルまで吹き上げるジュネーブの象徴「大噴水(Jet d’eau)」の周辺では、「かもめ(mouettes)」と呼ばれる水上タクシーが定期的に往復している。

欧州合同素粒子原子核研究機構(セルン/Cern)のビッグバン再現装置「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider / LHC)(英語)は、フランスとの国境沿いの地下深くで稼動している。

ジュネーブ観光局(英/仏語)のサイトでイベント、宿泊施設、そのほかの観光情報を掲載。

スイス政府観光局(日本語)ではジュネーブ地方の情報や最新イベント情報を閲覧可。

スイスインフォのオリジナル観光ガイドはこちら(日本語)へ。

ベルン

スイスの首都。ヨーロッパ一とは言わないまでも、スイス屈指の美しい都市の一つに入ることは確かだ。緑色のアーレ川が大きく蛇行し半島のような形をしたベルン市街地には独特の印象を与えるアーケード、心地よい音をたてる噴水、古い時計塔、連邦議事堂のエレガントな円天井などが見られる。

そしてもちろん、川沿いにある新しいクマ公園(英/独/仏/伊/ロマンシュ語)にはクマがいる。そこではベルン名物のクマが(ほぼ)放し飼いにされている。

ベルンは1191年に築かれ、最も古い地区はユネスコ(UNESCO)世界遺産(英/仏語)に登録されている。ベルナーオーバーラントのふもとにあるベルンの空には、雪を頂くアイガー、メンヒ、ユングフラウの白い山頂がとりわけ美しく映える。

チューリヒのようなにぎやかな都市と比べたら、ベルンはいささか刺激に乏しい印象があるかもしれない。しかし、市街地を見下ろすグルテン山(Gurten)の牧場を歩いたり、パウル・クレー・センター(Zentrum Paul Klee)(英/独/仏語)を訪れたり、夏にはアーレ川の流れに身を任せてリフレッシュしてみると、ベルンの魅力が見えてくる。

ベルンの南東にある町ベルプ(Belp)に小さな空港(英/独/仏語)があり、ヨーロッパ各地への直行便が出ている。スイス中央に位置するベルンは鉄道(英/独/仏/伊語)のアクセスにも便利。

 ベルン観光局(英/独/仏/西語)のサイトからはさらに詳しい観光、宿泊施設、イベント情報を得られる。

 スイス政府観光局(日本語)からもベルン地方の情報を閲覧可。

バーゼル

スイス北西部、ドイツとフランスに接する国境に広がるバーゼルは、町の中を流れる水量豊かなライン川のおかげで昔から産業と貿易の要所として発展してきた。

ライン川沿岸には港が四つもあり、このスイス第3の都市に活気を与えている。また、1019年から1500年の間に建てられた大聖堂(Münster)(独語)はバーゼルの象徴として有名で、そのほっそりと長く伸びた尖塔や色とりどりの屋根瓦の下には中世の広場が広がる。

そのほかの見どころは、スイスで指折りの動物園(英/独/仏語)、バーゼル郊外のリーヘン(Riehen)にあるバイエラー財団美術館(Beyeler Foundation Museum)(英/独/仏語)、ライン川のクルーズ。スイス最大のカーニバル「バーゼル・ファスナハト」は「灰の水曜日」後の月曜日から3日間にわたり繰り広げられる。

さらに詳しい観光情報はバーゼル観光局(日本語)へ。

スイス政府観光局(日本語)からもバーゼル地方の情報を閲覧可。

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ルツェルン

毎年何万人もの観光客が訪れるルツェルンは、おそらくスイスで最も美しい都市の座をベルンと競っているといえる。

ルツェルンは四方に広がるフィアヴァルトシュテッテ湖(Vierwaldstättersee)の西の端に位置する。森林限界線よりもさらに高い山々に囲まれた緑色の湖のほとりという絶好のロケーションだ。

ルツェルンはスイス連邦の出発点となる永久同盟に加盟した最初の都市。この地域の歴史は美しいカペル橋に掛けられた数々の絵画に見られる。カペル橋は何度か火事に遭ったものの、ヨーロッパでは最も古い木造橋の一つに数えられる。

やや小さいが魅力的な旧市街には手の込んだフレスコ画が建物の外観を飾っている。ピラトゥス(Pilatus)山や、湖を周遊する蒸気船からはルツェルンの美しい町並みを眺めることができる。

そのほかには、スイス交通博物館(Swiss Museum of Transport)(英/独/仏/伊語)や、「懺悔の火曜日」から始まりバーゼルとその華やかさを競うルツェルンのカーニバルもお見逃しなく。

宿泊、観光、イベント情報はルツェルン観光局へ(一部日本語)。

スイス政府観光局(日本語)からはイベント情報やそのほかのお役立ち情報を閲覧可。

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ローザンヌ

1914年以来、国際オリンピック委員会3(International Olympic Committee)(英/仏語)はローザンヌに本部を置いている。ローザンヌはどちらかというと、レマン湖のずっと奥にある大きくて有名なライバル都市ジュネーブの影に隠れた存在だ。

しかし、ローザンヌはレマン湖畔で2番目に大きい都市で、スイス西部のどの都市よりも活気に溢れ、町並みも美しく、レマン湖地方を巡るにも便利だ。

ローマ時代に建設されたローザンヌはフランス南東部の山岳地帯サボイアルプスに面し、隣りにはユネスコ世界遺産に登録されているラヴォー(Lavaux) 地区(英/仏語)のぶどう畑が広がる。何世紀も後になって、こうした素晴らしい立地条件を兼ね備えたローザンヌにバイロンやシェリーといったロマン派の文人たちが魅了された。

ローザンヌを満喫するには、美しい大聖堂のある旧市街を散策したり、湖まで散歩してみよう。ぶどう畑が広がるラヴォー地区へは中央駅から鉄道(英/独/仏/伊語)を利用。外輪船も頻繁に運航しているので、レマン湖周遊クルーズをしたり、フランスに足を延ばすにも便利。

ローザンヌには2008年に開通したスイスで唯一の地下鉄「M2」が走っている。学生の多いローザンヌはナイトライフも充実。

また、日本で人気のバレエのコンクール「ローザンヌ国際バレエコンクール」(英/仏語)もこの町で毎年開催されている。日本人の活躍(日本語)も目立つ。

さらに詳しいローザンヌ情報はスイス政府観光局(日本語)を参照。

ローザンヌ観光局(日本語)のサイトからも宿泊施設や交通情報のほか、スポーツ、文化、その他のイベント情報を閲覧可。

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ロカルノ

スイスにヤシの木?日照時間が日中の約半分を占めるロカルノはスイスで最も暖かい都市の一つ。

ロカルノはスイス南部のティチーノ州にあり、ここイタリア語圏はフランス語圏やドイツ語圏とはまったく異なる雰囲気が漂う。暖かい日差しとマッジョーレ湖(Lago Maggiore)からの涼しい風が地中海に来たかのような錯覚を起こさせる。

ロカルノの中央にには町最大の広場ピアッツァ・グランデ(Piazza Grande)があり、ロカルノ国際映画祭(英/伊語)の開催期間中は約8000人の観客がオープンエアの映画鑑賞に集まる。

ロカルノの背後にあるカルダーダ・チメッタ山(Cardada Cimetta)(英/独/仏/伊語)にはケーブルカーで上ることができ、ハイキング、スキー、そり滑りを楽しむことができる。バスやレンタカーを利用してヴァルザスカ谷(Verzasca)やマッジア谷(Maggia) の深い渓谷へ足を延ばすのもいい。ユニークなレストランを発見したり、石造りの家々が建つ村から村へと素晴らしいハイキングもできる。

マッジョーレ湖畔にある小さな村アスコーナ(Ascona)には細い路地、にぎやかなレストラン、ゆったりとした湖岸地区があり、この地方を訪れる観光客の人気スポットだ。

アスコーナ・ロカルノ観光局(英/独/仏/伊語)のサイトからは、詳しいイベント、宿泊、観光情報を得られる。

スイス政府観光局(日本語)からはロカルノ地方の情報を閲覧可。

そのほかの地域

 スイス政府観光局ではスイス国内をジュネーブ地方からグラウビュンデン地方までの13地域(日本語)に分け、各地域の情報を提供している。

 すべての地域リストを閲覧するには「エリア」(日本語)のページから地名や地域名を選択。また、下のリンクを使って人気ある地方の情報を調べてみよう。

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