福島原発事故と震災復興

東日本大震災に衝撃を受け、スイスにも復興支援の波が広がった。一方、福島第一原発事故はいまだ収束せず、微量被曝など多くの問題を抱えたままだ。スイスからこの原発事故をどう捉え、どう支援できるのか、探った。

共同ニュース
福島第一原発事故をめぐって
グラウザーさんのグループの活動を支援して3月10日、150人の人が集まった。中には、若者や無邪気に反原発の旗を振る子どもの姿もあった。脱原発は、何と言ってもこうした子どもたちのためだ

福島第一原発事故から5年

福島第一原発事故から1000日続いた スイス人の抗議

里信邦子, ブルックにて

その日、エネルギーエンジニアのヘイニ・グラウザーさん(63)の顔は輝いていた。今年の3月10日は、福島第一原発事故にショックを受け「スイスの原発にも同じことが起こり得る」と確信したグラウザーさんが連邦核安全監督局前に抗議のために立ち始めてから、ちょうど1000日目にあたった。願いはただ一つ。「...

飯館村の除染された表土などの仮置き場

福島第一原発事故から5年

「再稼動反対」と「福島を返せ」を訴え続けた5年

福島第一原発事故から5年。この節目の年の3月9日、スイス・ブルックで映画祭「半減期」が開催された。上演後に講演した、人見やよいさんは福島県郡山市在住。福島の現状をさまざまな形で訴えながら、反原発の活動行ってきた。福島は山あり海あり、冬には白鳥も飛んでくる美しいところ。この「福島を返せ」と「再稼...

福島第一原発から約60キロ離れたところにある福島県南矢野目の仮設住宅。福島原発事故で10万人以上が「原発避難民」となった(2013年3月5日撮影)

映画祭「半減期」

3.11から4年 スイスの映画祭で原発事故を振り返る

鹿島田芙美

福島第一原発事故から4年を迎えたことを機に、チューリヒの非営利文化施設ローテ・ファブリークはこの事故をテーマにした映画祭「半減期」を11、12、16日に開催した。上映後のディスカッションでは、原発事故で生じた日本社会の亀裂などについて、スイスの専門家らが話し合った。 ...

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震災復興
浮体式洋上ウィンドファーム事業計画の風力発電設備「ふくしま未来」。福島県は再生可能エネルギーに復興の光をみている

再生可能エネルギーに希望をみる

福島県知事スイス訪問 「福島の時間は止まっていない」

鹿島田芙美

福島第一原発事故のニュースが世界中を駆け巡ってから、はや4年。再生可能エネルギーに復興の光をみる福島県の内堀雅雄知事は13日から15日、この事故を契機に脱原発にかじを切ったスイスを訪問。同国のエネルギー事情を視察するとともに、原発事故から立ち上がろうとしている福島の現状をアピールした。 ...

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特集

2016年11月27日の国民投票

「新しい原発の建設を禁止し、現存の原発の運転期間を45年に限定する」。これが11月27日の国民投票にかけられるイニシアチブ「脱原発」の内容だ。これが可決されれば2029年に脱原発が達成される。スイス国民は、どう判断するだろうか?

特集

スイスの原発問題と新エネルギー

福島第一原発事故を受け、スイス政府は段階的脱原発を決めた。2012年9月には、原発にとって代わる新エネルギーの推進を含む基本方針「エネルギー戦略2050」を発表した。スイスの原発の問題や新エネルギーの現状などにスイスインフォは焦点を当てる。