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G8に反発する大規模なデモがスイスとフランス両側で

G8開催に反対するデモが炎天下で行われた。

(Keystone)

デモはジュネーブ市内と仏領の隣町アヌマスの両地点から始まり、二つのグループが国境近くで合流した。主催者側は10万人、警察側は2万人(スイス側、仏側それぞれ1万人づつ)と発表。

英米軍のイラク占領反対やサミット反対を訴えたプラカードを掲げ、「ブッシュ、テロリスト !」とか「米国、帰れ !」といった反米的なスローガンが揚げられたが、比較的平和な行進となった。デモが終了後、警官が小グループに催涙ガスを発射するという事態も起きたが、騒ぎは収まり、けが人も出なかった。

幅広い参加層
 
 英語、フランス語、ドイツ語やギリシア語と様々な言語のプラカードが見られ、サミットの経済政策に反対するグループだけでなく、途上国の債務取り消しやパレスチナ建国、戦争反対など統一した主張が欠けているのが目立った。デモ参加者は非政府組織(NGO)、労働組合員、学生など幅広い社会層からの参加となった。

 前日、フランス側のアヌマスでデモが暴徒化したため厳戒な警戒態勢が取られ、スイス側は1万人の警官を動員した。1日はガソリンスタンド2件が壊されるといった事件が起きたが1人怪我人が出た以外は死傷者は出なかった。

暴徒化した前日

 31日深夜、ジュネーブ市内で50人から100人の破壊グループにより40件以上もの商店のウインドーが壊され、10件以上の店が略奪された。街の中心の高級ブランド店が並ぶ、マルシェ通りはベニヤ板の張られていない窓ガラスはほとんど投石などで割られた。この他、世界貿易機関(WTO)や世界気象機関(WMO)や国際移住機関(IOM)などジュネーブに本部を置く国際機関でも破壊行為が行われた。

 また、エビアン対岸のローザンヌでも1日早朝、2000人から2500人のデモ参加者が暴れ、警官隊との衝突が起きたため、午後ローザンヌで予定されていたデモは中止になった。

参加者の声

 反グローバリズムを提唱するアタック(市民を支援するために金融取引への課税を求めるアソシエーション)に所属する南フランスから来たミレイユ・ビラルさんは「WTOの交渉をもっと公平なものに」と訴え、「フランスでも民営化の波にさらされており、効率よりももっと社会的な視野を」と語った。また、デモに参加していた国連特別調査報告担当官でもあり、ジュネーブ大学社会学者のジャン・ジグラー氏は「イラク反戦デモを行った人々が同じく反グローバル化デモへ参加している現象がおきているのでは」と指摘した。

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