バーゼルの古楽大学
古楽は新しいアート
ある晴れた日、バーゼルの音楽大学スコーラ・カントルムの建物から優美な調べが聞こえてくる。ここは、古楽が学べる世界最古の大学だ。創設80周年を迎えた現在、古楽を教える意義や大学の役割が見直されている。 [...]
シリア難民危機
祖国に帰れない難民の再定住
シリアを逃れた難民は140万人以上に上る。中でも恵まれない境遇にある難民が欧米の国に再定住できる確率は宝くじに当たるほど低い。スイスが受け入れている難民もごくわずか。その門戸をさらに広く開くには数々の障害がある。 [...]
援護策
人の往来の自由化は社会の試金石
欧州連合とスイスの間では、現在人の往来の自由が保障されている。だが、これを支持するスイス国民は減少気味だ。賃金ダンピング対策の再強化は雇用主も労働組合も支持しているが、最低賃金に関しては意見が分かれる。 [...]
兵器のロボット化
無人戦闘機と殺人ロボット開発への「反撃」
無人航空機の軍事使用は米オバマ政権発足以来激増。それは、国内外で抗議と非難の嵐を巻き起こし、ジュネーブにも及ぶ。国際人道法の下に結束した国際的NGO連合が、完全自律性を備えた殺人ロボットのテクノロジー開発にストップをかけようとしているのだ。 [...]
伝統の楽器
尺八は「ガラパゴスの楽器」
「自分の信じるままに、現代の自分の尺八を吹く」。そんな日本の青年にジュネーブのホームコンサートで出会った。シャンデリアが輝くリビングの隅に座布団がある。そこに羽織袴に長髪の吉田公一さん(34)が座り、尺八に息を吹きこむ。その瞬間、観客は尺八という楽器だけが作り出す独自の世界に入り込む。 [...]
型破りな女性監督
「もう一つのサウジアラビア」の声を届けたい
サウジアラビア初の女性映画監督ハイファ・アル・マンスールさん。この王国で撮影した初めての長編映画「ワジダ」がいくつもの賞を獲得した。ベールをジーンズに変え、強い主張を穏やかに伝える技を養う。監督に聞いた。 [...]
厚紙切符
今も健在
今や、電車の切符はコンピューター経由で印刷することがほとんどだ。厚紙で作られた昔の切符は、スイスではもうあまり見かけなくなった。ベルン州ヴォルプ(Worb)にあるエシュバッハー(Aeschbacher)社は、今でも厚紙を切り、鉛版で印刷した切符を作っている。 [...]
スキャンダルから成功へ
粉ミルクを追い求める中国の親
中流層が増加する中国では現在、西側諸国産の粉ミルクの需要が高まっている。複数の乳児が死亡する事件が数年前に発生して以来、国産品に対する不信感が消えないためだ。スイス企業にとってこれはチャンスでもありチャレンジでもある。 [...]