伝統の楽器
尺八は「ガラパゴスの楽器」
「自分の信じるままに、現代の自分の尺八を吹く」。そんな日本の青年にジュネーブのホームコンサートで出会った。シャンデリアが輝くリビングの隅に座布団がある。そこに羽織袴に長髪の吉田公一さん(34)が座り、尺八に息を吹きこむ。その瞬間、観客は尺八という楽器だけが作り出す独自の世界に入り込む。 [...]
スキャンダルから成功へ
粉ミルクを追い求める中国の親
中流層が増加する中国では現在、西側諸国産の粉ミルクの需要が高まっている。複数の乳児が死亡する事件が数年前に発生して以来、国産品に対する不信感が消えないためだ。スイス企業にとってこれはチャンスでもありチャレンジでもある。 [...]
詩人ブレーズ・サンドラール
プレイヤード版のアウトサイダー
厳選された作家の作品集を出すフランスのガリマール出版社の「プレイヤード版」。そこにスイスの詩人ブレーズ・サンドラールの『回想録』が選ばれ、近く出版される。旅行好きでアナーキストのこの詩人がなぜ選ばれたのだろうか。この詩人の世界での評価はどうだったのだろうか。 [...]
型破りな女性監督
「もう一つのサウジアラビア」の声を届けたい
サウジアラビア初の女性映画監督ハイファ・アル・マンスールさん。この王国で撮影した初めての長編映画「ワジダ」がいくつもの賞を獲得した。ベールをジーンズに変え、強い主張を穏やかに伝える技を養う。監督に聞いた。 [...]
自然分娩は時代遅れ?
増える帝王切開、広がる波紋
スイスでは3人に1人の赤ちゃんが帝王切開によって誕生する。この傾向は、私立病院が集中する都市部や裕福な地域で特に顕著だ。しかし、こうした現状を批判する声が上がり始めた。 [...]
赤と白の間
スイス全国 カラフルジャーニー
目を閉じてスイスについて考えたとき、まぶたに浮かぶのは何色だろうか。雪の白、ポストバスの黄色、それともゼラニウムの赤だろうか。カレン・イヒタースさんとハディ・バルカートさんが新しく出版した書籍には、ありとあらゆる色が見られる。 [...]
紛争解決
「混雑する」紛争仲介の場
軍事紛争が武力で解決されることはほとんどない。解決策の多くは交渉のテーブルで見つかる。だが仲介にあたる国や組織は増加する一方であり、このままでは反生産的になる恐れさえあるという。 [...]
カトリック教徒の行事
ベロミュンスターの昇天祭の行進
数十年前まで、昇天祭にはスイスのカトリック地方の各地で行進が行われていた。今もこの行事を続けているのはルツェルン州のみだ。最大にして最古、かつ最もよく知られているベロミュンスター(Beromünster)の行進を紹介する。 [...]