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W杯 まさに芸術 スイス独自のサッカー選手ステッカーコレクションが今年も発売

サッカーのワールドカップ(W杯)の開幕が14日に迫った。スイスでは、世界のスター選手のステッカーコレクションが今年も発売された。すでに第6版を数える独自のステッカーコレクションは選手の顔写真ではなく、さまざまなアーティストが各選手の似顔絵を描いた。十人十色のデザインが彩るコレクションはまるでアートだ。

スイス代表ミヒャエル・ラング他のサイトへの似顔絵は、マイクロソフトの描画アプリ「ペイント」で描いたようなシンプルなスタイルが特徴。幅広の帽子をかぶり、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」から出てきたようなラフなポートレート風に描かれた似顔絵は、スペイン代表のジョルディ・アルバ他のサイトへだ。メキシコ代表のアンドレス・グアルダード他のサイトへはアステカの戦士に扮した似顔絵が描かれ、まさに戦闘の準備はOKといったいでたちだ。

このステッカーコレクション「Tschutti Heftli他のサイトへ」は2008年、スイスがオーストリアと共同開催したサッカー欧州選手権に合わせて発売された。今年はW杯ロシア大会にちなんだ選手522人を様々なイラストで紹介している。

各国の審査員によって選ばれたアーティストたちが、出場32チームをそれぞれユニークな方法で表現。美的感覚とシンプルさが共存する絵柄は、世界で広く知られる選手の顔写真入りステッカー「パニーニ・コレクション他のサイトへ」とは一線を画す。

Tschutti Heftliのシルバン・グランツマン代表は「これは単なる選手紹介ではない。芸術作品だ」と自信を込める。Tschutti Heftliはスイスドイツ語の「サッカーをプレーする」、文具の「ノート」という単語から来ている。

ステッカーはオンラインのほか、国内約60店舗で販売。10枚1セットで1.5フラン(約160円)。トレーディングカードの要素もあり、ファンたちは自分の所有するステッカーが重複した場合、友人と交換してコレクションを完成させる。交換相手を探すアプリ他のサイトへもある。

慈善事業の側面も

発売から10年を経て、ステッカーコレクションの人気は上昇。パニーニ・コレクションには及ばないが、スイス、ドイツ、オーストリア、英国に多くのファンがいる。今年は750万枚以上のステッカーを販売。専用のアルバム(84ページ)他のサイトへに522種類のステッカーを全て収納できる。 

このステッカーは慈善活動の側面も持つ。1セット売れるごとに0.1フラン(約10円)が子供の支援団体「Terre des Hommes Switzerland他のサイトへ」に寄付される。

グランツマン代表は「2014年に始まったTerre des Hommesとのコラボレーションのおかげで、サッカーに関する倫理的な問題について意識啓発が出来た」とし、「2014年のW杯ブラジル大会では、このような大規模なスポーツイベントが地元住民にもたらす問題に光を当てた。ロシア大会では人権の尊重に焦点を当てる」と話している。

(英語からの翻訳・宇田薫)