意見

2017年5月21日の国民投票 スイスのエネルギーに望みをかける

スイス政府が発表した「エネルギー戦略2050」が実現すれば、スイスは安全でクリーン、かつ安価なエネルギーが生産できるようになる。また、スイスのエネルギー ...

女性の政治参加 「権利と義務の上に立つスイスの民主主義」

女性参政権の導入が大幅に遅れたスイス。徴兵制の存在がその原因の一つなのか?スイス出身の政治・歴史学者、レグラ・シュテンプフリ氏に話を聞いた。 シュテンプフリ氏は1999年に発表した博士論文「Mit der Schürze in die ...

オピニオン トランプ新米大統領、民主主義に立ちはだかる利益相反問題

億万長者で不動産王のドナルド・トランプ氏が米国大統領に就任することで、「利益相反」というテーマが新たに浮上した。これはスイスにとっても大きな意味を持つ。  民主主義が機能するには、国家権力の代表者が利益相反に当たる行為をしてはならず、職務を金銭などの個人的利害から切り離すことが重要だ。 ...

ブルガリアの直接民主制 ブルガリアでの国民投票、背景にはスイスの協力がある

ブルガリアで11月6日、市民による三つのイニシアチブが初めて国家レベルで国民投票にかけられる。この国民投票の実施は、長年にわたるスイスの協力の成果でもある。 ...

民主主義の観点から分析 英EU離脱は、英国の政治制度に対する民主的な緊急の訴え

, Londres

英国の欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票で24日、有権者の52パーセントが離脱を支持した。しかも投票率は72パーセントと、英国史上最高を記録した。 ...

脱EUを問う英国民投票 英EU離脱問題 国民投票を民主的に行うには

組織からの離脱は何かと物議を醸すものだ。今、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票が、現代の民主制度に求められる重要な側面を浮き彫りにしている。一つは法律面、もう一つは政治的枠組みだ。ドーバー海峡からクリミア、そしてスイスのジュラ地域に至るまでの事例を整理してみた。 ...

参政権を比較する 市民の発議権 スイスと欧州での共通点と相違点は?

基本賃金、動物保護、社会保障、基本権。スイスや欧州の市民がこうした様々なテーマの政策について共同決定できるのは、発議権があるおかげだ。今、そんなスイスや欧州で未来の直接民主制に向けての見直しが始まっている。 ...

社説 民主主義のツールとしてのスイス放送協会

「スイスの国営ラジオ・テレビ局は民営化されるべきだ」。保守右派のこの狙いが議論されるとき、そこに渦巻いているのが影響力やプログラムの監督、権力、そして多額のお金であることは明らかだ。このように、かかる圧力は大きいが、スイス放送協会(SRG ...

ロシアの汚職撲滅活動 「スイスとは、腐敗したロシア人が真っ先に向かうところ」

ロシアの反政権指導者アレクセイ・ナワルニー氏は、汚職を執拗に追跡し、プーチン大統領を激しく批判する。スイスに対する見方も厳しく、「パナマ文書」スキャンダル直前に行われたこのインタビューの中で、「ロシア政府の立場を後押しするロビーグループがスイスに存在するのは確かな事実であり、汚れたお金に対する...

社説 未来は民主的

スイスの国の古称「ヘルヴェティア」。これは、「スイス」とは異なる、特別な響きと意味合いを持つ呼び名である。「ヘルヴェティア」は素晴らしい国、強い国だ。その理由は民主主義にある。この国の村の中では、どこよりもしっかりと建設的な議論文化を体得できる。各自治体で開かれる集会は、行為や動機や参加者を概...

オピニオン 2016年、世界中で市民の力が爆発する年に

テロや難民問題など、衝撃的な事件に満ちた2015年が過ぎ、新しい年が明けた。「今年2016年は、あらゆる政治レベルで新しい民主主義の展開を示す年になるだろう」と、民主主義を推進する組織「people 2 power」の主催者、ブルーノ・カウフマン氏は言う。以下は、氏のオピニオンである。

参加型民主主義、市民参加、市民教育 参加型民主主義、「自分たちに関わることの決定には参加する権利がある」

ダニエル・シュグレンスキー教授は、市民が政治決定に参加する「参加型ガバナンス」というテーマを米・アリゾナ州立大学で教えている。そして直接民主制を実践するスイスを高く評価し、「普通の市民でも、議論するための十分な情報と時間があれば、正しい決断を下せることを世界に示している」と話す。

オピニオン もし市長たちが世界を治めたら

「自由対コントロール―民主主義的答えのために」。これは一連のテロ事件のさなかにフランスのストラスブールで11月に開催された、第4回世界民主主義フォーラムのタイトルだ。悲惨な事件にひるむことなく、欧州評議会とともに政府や議会、アカデミー界と市民社会の代表が、市民の政治参加に積極的な都市・地域のネ...

民主主義を問う映画 スイス人の映画監督が見た直接民主制

スイスのトマス・イスラー監督が、直接民主制についてのドキュメンタリー映画を製作した。最初は、スイスの政治制度がヨーロッパの大衆迎合的なポピュリストたちにとって魅力的だということを伝える作品を作ろうとした。ところが、自国スイスでの政治の動きを見て、方針を転換した。

民主主義を考える スイスの直接民主制、強まる圧力の中で

デジタル化やグローバル化、さらには欧州連合(EU)との関係強化。こうした現象が加速することにより、スイスの直接民主制は今後さらに圧力にさらされるだろう。ベルン大学のアドリアン・ファッター政治学教授はそう予測する。 ...

オピニオン 劉軍寧氏「直接民主制は現代社会では不可能だ」

周知のように、直接民主制は今日、この制度を生み出したギリシャでさえ実施されていない。実際、古代アテネの民会(市民が直接参加する国家意思の最高議決機関)式民主制は、世界のどこにも見当たらないのだ。 ...

スイスの直接民主制を参考に 若手政治家 おときた駿氏、ネットを駆使して「民意が届く政治」を目指す

TPPや安保法制など、国論を二分するようなテーマでも、日本では国民が是非を問われることはない。そんな中、スイスの直接民主制に感銘を受けた東京都議会議員 おときた駿氏(31)は、インターネットを通し国民の声を政治に反映させるという、新たな試みを行っている。 ...

チュニジア「グローバルフォーラム」 直接民主制「参加型の民主主義は市民の意識にかかっている」

, Geneva

2011年に始まった民主化運動「アラブの春」を経験した中東諸国の中で、唯一チュニジアだけが、ベンアリ独裁政権崩壊後、民主化プロセスに成功している。その政治改革に重要な役割を果たした法学者アイヤッド・ベン・アシュール氏は、国の歴史、コンセンサスと「参加型の」民主主義こそが、まだ不安定なチュニジア...

2015年グローバル・フォーラム in チュニジア 民主主義へ向かうチュニジア 熟年政治家が成功のカギ

地方分権を導入して権力の分散を目指すチュニジア。14日から17日まで首都チュニスで「現代直接民主制グローバルフォーラム」が開催される。そこで開会講演を行う予定のスイス人政治学者アンドレアス・グロースさんは、チュニジアの地方分権化は「まだ形だけで中身が全く伴っていない」と指摘する。

直接民主制と経済 スイスの直接民主制 経済に良い影響を与えるか?

市民が政治に直接参加することで、経済はマイナスよりもむしろプラスの影響を受ける。政治経済学者アロイス・シュトゥツァーさんはそう語る。 ...