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インターネットでライブ・オペラ

古代ヘルヴェティアの首都でローマ時代の遺跡の町アヴァンシュの野外オペラ・フェスティバルは、今夏のヴェルディ作「アイーダ」の初日をインターネットでライブ中継する。ローマ式の円形劇場には、中継用のカメラがセットされる。

古代ヘルヴェティアの首都でローマ時代の遺跡の町アヴァンシュの野外オペラ・フェスティバルは、今夏のヴェルディ作「アイーダ」の初日をインターネットでライブ中継する。ローマ式の円形劇場には、中継用のカメラがセットされる。

1995年の初回以来大好評のアヴァンシュ野外オペラ・フェスティバルは、6000席の円形劇場が毎回満席となる。昨年のベルディ作「Nabucco」は延べ5万2000人が鑑賞した。

「チケットの予約はインターネットでできます。6月6日の初日の分は、3ヵ月前に既に50%が売れました。公演は6回の予定でしたが、急遽2回追加したんです。」とアヴェンティクム・オペラ協会のフィリップ・ボセト会長は喜ぶ。

2000年昔は古代ヘルヴェティアの首都であった町にイタリア・オペラのスピリットを吹き込む目的で始められたフェスティバルは、ヴォー州からも連邦政府からも補助金は受けていない。自治体からの援助とスポンサー、チケット売り上げで賄われている。

アヴァンシュ野外オペラ・フェスティバルは、壮観なセッティングと世界トップクラスの出演者で国際的に高い評価を受けている。それまでオペラを鑑賞する機会に恵まれなかった周辺地域の人々に、オペラを紹介する役割も果たした。

雨天の際には、公演が始まっている場合を除いて料金は払い戻される。が、過去43回の公演のうち天候上の理由でキャンセルとなったのは4回だけだ。

http://www.avenches.ch/aida

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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