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ジュネーブで反WTOデモ

10日ジュネーブで行われた反WTOデモ。 Keystone

世界貿易機関(WTO)本部のあるジュネーブで10日、カタール・ドーハで開催されているWTO閣僚会議に反対するデモが行われ、約5000人がジュネーブ市街をWTO前まで行進した。

スイス農業連合Uniterreのフェルナンド・クッヘ事務局長は、デモの目的を「農家および都市住民双方に権利を多国籍企業にむさぼり食われないよう団結を呼び掛けること」だとし、「国際会議での話し合い自体に反対するものではない。」ことを強調した。そして、「世界の閣僚等は、自分達に投票した選挙民を恐れ、ドーハに逃げた。」と批判した。

ジュネーブ当局はデモ隊が暴徒化することをおそれジュネーブの金融街やWTO本部への道を封鎖し、世界各地で反グローバル化デモの攻撃の標的となるマクドナルドは警備員を増員したが、デモは暴動に発展することなく静かに終った。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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