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ジュネーブ当局、エルフ疑惑で2人逮捕

2月2日フィリピンで逮捕当時のアルフレード・シルヴァン容疑者 Keystone Archive

仏石油企業エルフ社の不正疑惑を調査しているジュネーブ州司法当局は、エルフ社ナンバー2だったアルフレッド・シルヴァン容疑者の資金洗浄幇助でジュネーブの2人の金融業者を逮捕した。

パウル・ペローディン・ジュネーブ州判事は、すでに逮捕されている1人を含む3人が1996年と97年、シルヴァン容疑者が4、200万スイスフランをリヒテンシュタインの銀行からスイスの銀行に車で移すのを手伝ったとして起訴、これまでに1、200万スイスフランを押収した。

今年2月、4年間の逃亡衰�後フィリピンで逮捕されフランスに送還されたシルヴァン容疑者は、89年から93年までのミッテラン政権時代、当時国営企業だったエルフ社のナンバー2の地位にあり、同社から巨額の資金をミッテラン政権の外交裏工作資金などに流用していた容疑で、仏で審理中だ。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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