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ただの宣伝ではなかった観光ポスター

中央スイスの観光が本格的に始まってから、今年で200周年を迎える。これを記念し、ルツェルンのポスター・フェスティバル「ヴェルトフォーマット外部リンク」では、観光ポスターに的を絞った作品が展示されている。スイス人デザイナーが手がけたポスター作品の数々を、スイス交通博物館でみることができる。

スイスにおけるポスターの歴史は、観光ポスターから始まった。既に前世紀に芸術とみなされていた観光ポスターは感情に訴えかける存在でもあり、今日までその輝きを失わずにいる。展示会場には交通手段をモチーフに、洗練されたデザインの作品が並ぶ。登山鉄道、船、バスなどの交通手段が、マス・ツーリズムを可能にした。

スイス交通博物館外部リンクとルツェルン応用科学芸術大学が共同で取り組んだこのポスター展では、合計で36枚のポスターが展示されている。それらのデザインは時代を反映しているものの、スイスの観光ポスターの伝統は失われていないのが特徴的だ。

(写真・PHOTOPRESS、スイス交通博物館)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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