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スイス国民銀行利上げ

スイスの中央銀行であるスイス国民銀行は、3ヵ月のロンドン銀行間取り引き金利(LIBOR)のターゲット範囲を2.5から3.5へ75ポイント引き上げた。

スイスの中央銀行であるスイス国民銀行は、3ヵ月のロンドン銀行間取り引き金利(LIBOR)のターゲット範囲を2.5から3.5へ75ポイント引き上げた。

今年に入ってからスイスの経済成長は予測より2%ほど上回っている。ダイナミックな経済開発と対ドルのスイスフラン安で、インフレの危険性が大きくなっていると、国民銀行は利上げの背景を解説している。

が、市場は利上げの率とタイミングに驚いているが歓迎している。UBSワーバーグのエコノミスト、アンドレアス・ホーフェルト氏は「皆利上げは無いと思っていた。あるとしても25ポイントほどの程度だと思っていた。が、市場は利上げにほっとしている。スイスフランにとっても有り難い。スイス国民銀行は、欧州中央銀行に対して独立性と自主性を明示した。」と評価する。ここ何ヵ月間、スイスフランはユーロの対ドル急落の影のような存在となっていた。

大方のアナリストは、秋までにさらなる利上げがあると見ている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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