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スイス大統領、初めて国連で演説

国連ミレニアムサミットに出席しているアドルフ・オギ大統領は7日午後、スイス大統領として初めて国連総会で演説、スイスは国連加盟国ではないが、目指すゴールは国連と同じだと述べた。

アドルフ・オギ大統領は7日午後、スイス大統領として初めて国連総会で演説、スイスは国連加盟国ではないが、目指すゴールは国連と同じだと述べた。

オギ大統領の演説要旨は、「国際法は人権の保護を十分果たしていない。20世紀を通じて戦争はその形態を大きく変えた。国内の紛争(内戦)が、国家間の戦争より多くなった。地域紛争、民族抗争、またはテロ行為の脅威が、常に世界のどこかで起きている。南アフリカの真実と和解委員会(TRC)が、過去の不正を正すための好例となる事を期待する。

また、経済、社会のグローバル化が進む中で、国連は、個々の人々全てがグローバリゼーションの恩恵を受けられるような役割を果たすよう求められている。現在スイスは、国連総会のオブザーバーとしての立場にしかない。が、スイスは国連との関係を強化し、平和、民主主義、人権の尊重という国連の原則と同じ価値観を持っている。」

2002年、スイスでは国連加盟を問う国民投票が行われる。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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