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ソマリアでスイス人援助職員殺害

ロケット砲を肩にしたゲリラ、97年1月ソマリア・モガディシュ。 Keystone

ソマリアのMarkaで22日、スイス人援助職員のヴェレナ・カレルさん(70)の自宅が銃を持った男達に襲撃され、カレルさんは射殺された。現地警察は容疑者2人を逮捕した。

ヴェレナ・カレルさんは、途上国で学校や病院を運営するイタリアのNGOニューウェイ・オブ・コーポレーションの職員だった。現地当局によると、逮捕された容疑者の1人は、最近カレルさんに解雇された学校の教員だった。93年にカレルさんがMArkaに赴任して以来の隣人アリ・ワワルサメさんは、カレルさん襲撃時の模様を次のように語った。「22日夜、二人の銃を持った男がカレルさんの家を襲った。カレルさんは警備員は雇っていなかった。カレルさんは14発も銃弾を撃ちこまれた。」。ニューウェイ・オブ・コーポレーションのソマリア代表、スターリン・アルシュさんは、マルカの住民達はカレルさん殺害に抗議デモを行ったと滞在先のケニアで語った。また、アルシュさんはカレルさん殺害の動機について、カレルさんが最近容疑者の1人を解雇したことは事実で、現地当局は詳細について取り調べ中だと語った。現地当局は、カレルさんはMarkaを勢力下に置くソマリア暫定政権に敵対する武装勢力に殺害されたとの見方をしている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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