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ダボス世界経済フォーラム始まる

世界の政界・財界の要人がスイスのリゾート、27日から開催される世界経済フォーラム閣僚会議に参加するためダボスに集合している。反グローバリゼーション・グループによる会議妨害に備え、警備体制は例年になく厳しい。

世界の政界・財界の要人がスイスのリゾート、27日から開催される世界経済フォーラム閣僚会議に参加するためダボスに集合している。反グローバリゼーション・グループによる会議妨害に備え、警備体制は例年になく厳しい。

会議には、2000人以上の政界、財界、学会および国際機構の代表者が招待されている。「新たなる始まり」をテーマに5日間開催される会議の議題は経済問題が中心だが、インドネシア、バルカン等の地域紛争への介入が国際関係の処理をいかに変えたか、世界は国際干渉の時代に入ったのか、アメリカは危機処理疲労に達したか等についての討論もある。

例年ダボスでは公式な、また閉ざされた会議場での政治的な遭遇が、大きな見出しを作るきっかけとなる。

開催前の政治的な関心は、土曜のクリントン大統領の訪問と予定されている会談だ。日曜、バラク・イスラエル首相との会談は、クリントン大統領がアラファト議長との会談を予定している翌日にあたり、中東和平に前向きな刺激を与えることを期待している。

また、ドイツのCDU ヤミ献金疑惑に巻き込まれているウォルフガング・シュスブレ氏も650の報道関係者の注目を浴びるだろう。

シアトルのWTO閣僚会議粉砕のような反グローバリゼーション・グループの活動を恐れ、会議の警備体制は、例年以上に厳しい。特にクリントン大統領の来訪が予定されている土曜日のデモンストレーションは、一切許可されていない。が、日曜日のものは、許可されている。

27日夕方の公式開会の前に、経済と地政学に関するプレゼンテーションがおこなわれる。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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