このコンテンツが公開されたのは、
1942年1月1日、「国際連合」という言葉が初めて使われたある文書に26カ国が署名した。その文書「連合国共同宣言外部リンク」で、署名国政府は一体となって枢軸国と戦い続けることを誓約した。フランス語圏のスイス公共放送(RTS)は、このような歴史的文書をより多くの人が閲覧できるようにしようとする試みを取材した。(RTS/swissinfo.ch)
ジュネーブに保管されている公文書外部リンクは、外交を通じた平和構築への努力のあかしだ。国際連合の前身である国際連盟は、世界平和の実現を目指した最初の国際機関だった。連盟の26年にわたる歴史は1500万ページに収められている。
これらの文書は、一部ジュネーブ大学の学生の協力を得て、まもなくインターネット上で公開される。オンライン研究プラットフォームを介して何千人ものインターネット利用者と協力しながら、同大学の学生が文書を読み解き、索引を付けている。このプロジェクトはクラウドソーシング・プロジェクトの一環で、研究者のソーシャル・メディア・サイトと言えそうだ。
(英語からの翻訳・江藤真理)
続きを読む
おすすめの記事
スイス 国連に加盟して今年で15周年
このコンテンツが公開されたのは、
現在、国連加盟国は193カ国。スイスは、2002年9月10日にニューヨークの国連本部行われた総会で正式に国連に加盟した。スイスのジュネーブに欧州国連本部が置かれているが、国連へ加盟したのはなんと190番目だった。 1…
もっと読む スイス 国連に加盟して今年で15周年
おすすめの記事
ジュネーブの国連職員がストライキ
このコンテンツが公開されたのは、
国連の人権理事会などスイス・ジュネーブで開かれる重要な会議が16日、国連職員が1日限りのストライキ実施を決めたため延期となった。職員らは賃下げや労働条件の悪化に異議を唱えている。
もっと読む ジュネーブの国連職員がストライキ
おすすめの記事
スイス 国連次期事務総長グテーレス氏の任命を歓迎
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は、13日に行われた国連総会によるアントニオ・グテーレス次期国連事務総長への任命を心から歓迎。外務省は13日の声明で、「グテーレス氏に協力し、彼の将来の職務執行においてはサポートしたい」と述べた上で、ポルトガ…
もっと読む スイス 国連次期事務総長グテーレス氏の任命を歓迎
おすすめの記事
創設70周年の国連、21世紀に対応できるか?
このコンテンツが公開されたのは、
今秋、創設70周年を迎える国際連合(UN)。この機関は、人類の最大の希望として大戦直後に誕生した。しかし果たして21世紀にきちんと対応できるのだろうか?ジュネーブの国連欧州本部で数人のキーパーソンに聞いた。
もっと読む 創設70周年の国連、21世紀に対応できるか?
おすすめの記事
デル・ポンテ氏、アサド大統領を「史上最悪の犯罪者の一人」と糾弾
このコンテンツが公開されたのは、
国連調査委員会は、シリア紛争での当事者双方が戦争犯罪を犯したと非難している。また、昨年9月には人道援助の車列がシリア政府によって意図的に攻撃されたと指摘。国連調査委員会のカルラ・デル・ポンテ調査官は、シリアのアサド大統領は法廷で裁かれるべきだと、スイス公共テレビの取材で語った。
シリア和平協議がジュネーブで行われ 、国連のシリアに関する調査委員会は1日、2016年7月から12月の期間および政府軍のアレッポ制圧について記した37ページにわたる報告書を発表した。その中には、シリア軍とロシア軍が反体制派支配下のアレッポ東部で連日空爆する様子や、何百人も殺害し病院、学校、民家を破壊する様子が詳細に記述されている。
報告書によると、反体制派もまた政府軍の支配下にあるアレッポ西部を砲撃し、多くの人々を殺害し、負傷させた。さらに、包囲されたアレッポ東部から住民が脱出するのを制止し、住民を人間の盾として利用― これらの行為は戦争犯罪に値する。
もっと読む デル・ポンテ氏、アサド大統領を「史上最悪の犯罪者の一人」と糾弾
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。