国連加盟支持派増える

国連加盟支持派が増加 swissinfo.ch

スイス公共放送仏語テレビが行った最新世論調査によると、スイスの国連加盟を支持すると回答した人は４６％で、前回（４月）の４１％よりも支持派が増えていることがわかった。

スイスは来年３月に国連加盟の是非を問う国民投票を計画している。今回の世論調査では、国連加盟に賛成と答えた人は４６％、反対は３１％だった。が、今回の特徴は、反対と回答した人達の４９％は国連加盟がスイスの中立政策を侵害するとは思わないと答えたことだ。また、言語圏別では、仏語州では５５％が賛成と回答したのに対し、イタリア語州では４６％、独語州では４３％と半数を下回った。

世論調査の結果についてジョセフ・ダイス外相は２８日、オープンデーが催されていたジュネーブの国連欧州本部で、「賛成が過半数を占めた事は、大変喜ばしい。が、国連加盟問題に関する国民の意識をさらに高める必要があることは明白だ。」と述べた。

スイスは各国連機関には加盟しており、国連欧州本部はじめ多くの国連機関はジュネーブに本部を置いているにも関わらず、バチカンと共に国連に加盟していない世界で唯２つの国の１つだ。