スイスにおける交通機関の利用率がスイスの人口上昇を上回る勢いで伸びていると連邦統計局は明らかにした。
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スイスの人口は2000年から17年にかけて18%増加し、道路と鉄道の交通量は同期間中に約3割増加した。とりわけ航空交通量は乗客数が6割増加し、爆発的に増えた。スイスでは2人に1人が車を1台以上所有する。つまりスイスで車は460万台乗用されている。
こういった移動手段は全て二酸化炭素を排出する。16年には、輸送機関によるCO2排出がスイス全体の排出量の38%を占めた(飛行機の国際線を除く)。また、スイスのエネルギー使用量では輸送のみで36%を占め、インフラに関連する費用は15年で168億フラン(1兆9172億円)だった。
スイス住民は、1日平均90分を移動に費やし、そのうち45分はレジャーに関連していた。また、平均通勤時間は17分、通勤距離は15キロメートルだった。
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