スイスの視点を10言語で

天高く、馬肥ゆる食欲の秋!スイスで美味しいものとは?

チョコレート、かぼちゃ、チーズ swissinfo.ch

まず筆頭にあがるのはチーズだろう。驚くべきことにスイス人一人当たりのチーズ年間消費量は平均10㎏を超える。日本では一人当たりのチーズ年間消費量は約2.2㎏。ダンナの同僚のH氏(ちなみに体重は約120㎏)は「ボク、絶対20㎏は食べているよ!」などと実に自慢げに話す。

 ダンナも「チーズ=命の源」というスイス人独自の方程式を持っていて、年間10㎏以上は絶対に食べている。スイス料理はといえば、チーズフォンデュ、ラクレット、レシュティ等、チーズ抜きでは考えられないものばかり。スーパーのチーズ売り場には常時20種類近くのチーズがずらりと並び、スイスに来た当初はその品揃えに驚いたものだ。チーズの量り売り場があるスーパーも珍しくない。まさに日本の鮮魚売り場のような存在といってもいいだろう。

swissinfo.ch

 加えてチョコレートも有名だ。こちらの平均年間消費量も一人当たりナント10㎏以上。日本ではわずか2.2㎏。最近は日本でもスイスのチョコレートが買えるようになったが、シャフハウゼン州のシュタイン・アム・ラインにはチョコレート専門店「Schoggbox」があり、この小さな店は数十種類のスイスのチョコレートで一杯。散歩に行くと必ず立ち寄るおススメの場所だ。

 さて、9月に入って目に付く野菜といえばカボチャだ。こちらのカボチャは日本のカボチャと違いオレンジ色の大玉で、味は少し水っぽい。スープやパイの具にすると美味しい。アータール(Aathal)にある地場産品農場ユッカー・ファームでは毎年秋にカボチャ祭りが開催され、色

 とりどりのカボチャを使った大きなオブジェが出現する。ちなみに今年のテーマは「スイス」だそうだ。農場内は日本では見たこともないような珍しい大小様々のカボチャで一杯!試食コーナーもあって見ているだけでも実に楽しい。期間中にカボチャ量の重量を競う大会(最高記録は2009年の640Kg)、巨大カボチャの解体ショー、ハロウィーン用ランタン作り等、様々なイベントが開催され家族ぐるみで楽しめる。今年の新目玉行事は巨大カボチャボートレース。巨大カボチャをくり抜き大人一人が乗れるボートを作って、近くの湖でレースをするそうだ。そんなレースを見に行くのもきっと楽しいことだろう。

森竹コットナウ由佳

2004年9月よりスイスに滞在。静岡市出身。元高校英語教師。スイス人の夫、

黒猫とエグリザウに在住。職業:日本語教師。趣味:旅行、ガーデニング、温泉、

フィットネス。

好きなもの:お酒全般(特に赤ワイン)、柿の種(せんべい)、動植物。

長所:シンプルで明朗快活。短所:方向音痴、うっかりもの。失敗が多い。

人生で一度やってみたいこと:北欧をキャンピングカーで旅行すること。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部