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失業率過去8年間で最低

4月の失業率は2.1%と3月の2.3%よりさらに減少し、過去8年間で最低となった。

4月の失業率は2.1%と3月の2.3%よりさらに減少し、過去8年間で最低となった。経済省の統計によると、4月現在失業届けを登録している人は75、000人強で、3月より約6000人少ない。

経済成長が続き、失業率は下降を続けている。雇用の受け皿の中心となっているのはサービスセクターだが、今年1月から3月までの傾向としては回復期に入った工業部門での雇用が伸びている。このまま順調に経済成長が続けば、年末には失業率は2%以下になると予測される。が、部門によっては労働者不足になりインフレ圧力を招く恐れがある。IT部門などでは既に人材不足になっており、長期的には増給プレッシャーが起こると連邦雇用局は分析する。

一方、アナリストらは、公式失業率は全国の失業者全員を含んでいないと指摘する。職業訓練コースを受けていたる人々や失業保険を受けていない人々等長期失業者も含めた実際の失業者数は、発表された数字を大幅に上回ると見ている。

州別では、ジュネーブ州の失業率が最高で4.5%、アッペンツェル州が最低の0.3%だった。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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