スイスの視点を10言語で

連邦政府、13、000人に一時居留認める

連邦政府は13、000人(主にタミール人、アルバニア系コソボ住民)の長期難民施設収容希望者に、一時居留を認める決定をした。

連邦政府は13、000人(主にタミール人、アルバニア系コソボ住民)の長期難民施設収容希望者に、一時居留を認める決定をした。

認定されるのは、施設収容のための調査が、第1段階の諮問段階の人と、要望は却下されたがまだ本国に送還されていない人で、8年以上前に収容要望書を提出している事と犯罪歴の無い事が条件。

人権行動2000と名付けられた今回の決定は、各州代表者会議で決議され、約6、500人のタミール人、5、000人のアルバニア系旧ユーゴ難民らが、スイス居留を認められる。

メツラー司法・警察相は、これらスイス国内の滞在が長くなった人々の身分を証明する権利を尊重するためと、決定の理由を説明している。このような長期施設滞在者が出る原因は、1つはスイス当局があまりにも多数の難民を抱えてしまっていることにあり、また、それぞれの本国が必要書類をなかなか出さないことにもよる。

メツラー司法・警察相は、この処置は今回限りと、明言している。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部