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1月6日は顕現日(東方の三博士のベツレヘム来訪を祝う日)

1月6日はイエスが洗礼を受け、東方の三博士がお祝いにベツレヘムを訪れた日だ。スイスでは、この日をもって12月25日から12日間のクリスマス週間終了とする。(写真:顕現日の祭典。ティチーノ州ビゴリオの教会で。)

1月6日はイエスが洗礼を受け、東方の三博士がお祝いにベツレヘムを訪れた日だ。スイスでは、この日をもって12月25日から12日間のクリスマス週間終了とする。(写真:顕現日の祭典。ティチーノ州ビゴリオの教会で。)

スイス界隈の国では、顕現日を祝う習慣がある。が、フランス革命後の約300年間、欧州大陸の大部分では共和主義の波に押され、顕現日のお祝は廃れていた。1952年、スイスの製パン業界が14世紀に遡るケーキ「ガレット」を復活させ、集中キャンペーンを行ったことから、顕現日を祝う習慣が蘇った。1月6日の朝食べるガレットには豆が1粒入っていて、豆の部分を当てた子供は紙の王冠を冠り一日中好きな事をすることが許される(許容範囲内で)。一時期、豆の代わりに木製の王様のフィギュアを入れていたが、力一杯かじりつき前歯を折る子供が続出したため、最近では柔らかいプラスチック製のフィギュアが入っているのが一般的だ。

今週末の顕現日を前に、今スイス全土で100万個以上のガレットが売られている。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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