ジュネーブ警察が不審なドローン捕獲用として、鷹匠(たかじょう)の協力の下、2羽の若いワシを訓練していると仏語圏のル・マタン日曜版が24日、報じた。
このコンテンツが公開されたのは、
ジュネーブ警察は報道内容を認めたが、うまくいくかどうかは未知数だと回答。広報担当シルヴァン・ギローム・ジャンティ氏は、2羽のワシは順調に行けば今年中に運用が可能になるが、野生動物のため訓練には時間を要すると述べた。
ジュネーブ警察は数カ月前にワシの卵を二つ取得し、孵化(ふか)に成功。ドローン捕獲作戦にワシを起用する計画は、昨年春から議論に挙がっていた。
同様の計画はフランス軍などでも行われているが、実用化には至っていない。オランダ警察は、訓練中のワシがなかなか言うことを聞かないため、最近になってプログラム自体を断念した。
警察のドローン
ドローンの使用は、州警察幹部会議(CCPCS)の特別作業部会が最近になって推奨。同会議の広報担当は独語圏の日曜紙ゾンタークス・ツァイトゥングに対し、ドローンが将来的に「車両やヘリコプターと同程度に」使われる可能性があると述べた。10カ所の警察ではすでにドローンによる事故監視、行方不明者捜索を行っており、他の州でも導入を検討しているという。
続きを読む
おすすめの記事
チューリヒで銃撃、2人死亡
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ中心部の路上で23日、発砲事件があり、2人が死亡したと地元警察が発表した。現場はUBS銀行の付近。
もっと読む チューリヒで銃撃、2人死亡
おすすめの記事
ドローンが運ぶ宅急便、チューリヒで試験運用始まる
このコンテンツが公開されたのは、
ドローンとライトバンを使って通販商品を届けるサービスの試験運用が28日、チューリヒで始まった。独メルセデス・ベンツ、米国のドローン開発会社「Matternet」、スイスのオンライン通販サイト「siroop」(本社・チューリヒ)が共同で企画。この日はチューリヒ近郊の町エドマティンゲンから、約7キロメートル離れたゾリコンの町にコーヒーが届けられた。
運用期間は約3週間。siroopのサイトで販売している商品のうち、重さ最大2キログラム、ドローンで運ぶことができるものが対象。注文を受けてから、業者がドローンに商品の入った箱を取り付け、メルセデス社の専用ライトバンが待機している地点へ飛ばす。ライトバンの車体上部にはドローンの着陸マットが装着されており、運転手が商品を取り外して顧客へ配達する。
もっと読む ドローンが運ぶ宅急便、チューリヒで試験運用始まる
おすすめの記事
ソーラー・インパルス 今後クリーンテクノロジーを世界で推進、ドローン製作も視野に
このコンテンツが公開されたのは、
今年7月、太陽電池飛行機「ソーラー・インパルス2」が世界一周飛行を完了し、120時間ノンストップ飛行が太陽光エネルギーだけで可能だと証明した。独占インタビュー第2弾では、ベルトラン・ピカールさんとアンドレ・ボルシュベルクさんという2人の企画者・操縦士に、クリーンテクノロジーが世界にどう伝わったのか?今後のクリーンテクノロジー推進プロジェクトとは何か?などを聞いた。
もっと読む ソーラー・インパルス 今後クリーンテクノロジーを世界で推進、ドローン製作も視野に
おすすめの記事
ソーラー・インパルス、成層圏を飛ぶドローン開発に参入か
このコンテンツが公開されたのは、
太陽光エネルギーだけで初の世界一周に挑戦している、スイスの電動飛行機「ソーラー・インパルス」プロジェクト。成功したら、次は何を目指すのか。プロジェクトチームは、太陽電池で動くドローン(小型無人飛行機)開発を視野に入れる。太陽電池ドローンは人工衛星に変わる技術と期待され、米IT大手のフェイスブックやグーグルも同分野に参入している。
もっと読む ソーラー・インパルス、成層圏を飛ぶドローン開発に参入か
おすすめの記事
チューリヒ空港でテロ対策訓練
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ空港で14日、テロを想定した訓練「スピード17」が行われた。旅客輸送バスに仕掛けられたパイプ爆弾が爆発し、50人が負傷したとの設定で、職員ら約700人が参加し、緊急時の備えを確認した。
もっと読む チューリヒ空港でテロ対策訓練
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。