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ウシと人間の狂牛病感染経路解明へ新発見

連邦工科大学(ETH)の研究チームは、狂牛病の動物から人間への感染経路の解明に繋がる新しい証拠を発見したと発表した。

このコンテンツは 2000/07/12 15:31

連邦工科大学(ETH)の研究チームは、狂牛病の動物から人間への感染経路の解明に繋がる新しい証拠を発見したと発表した。

チューリッヒ連邦工科大学の研究グループは、ヒトとウシの健康なタンパク粒子プリオンの分子構造に類似性があることを発見した。タンパク粒子プリオンは、ウシの狂牛病と、ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病の双方の発病に関連がある。プリオンの分子構造のほぼ同一の性質が、狂牛病がどのようにしてヒトに感染するのかを解明するのに役立つと思われ、特定の食肉とクロイツフェルト・ヤコブ病の関連が証明される可能性が高い。

ヒトとウシのプリオンの構造の唯一の違いは、静電気の散布だと、研究グループはチューリッヒの記者会見で発表した。

ETH分子バイオロジーと生物理学研究所の研究チームは、研究成果を米科学ジャーナル「Proceedings of the National Academy of Science」でも発表した。チーム代表のクルト・ヴュートリッヒ教授は、同誌上で初めて、健康なウシのプリオンの空間構造を描写した。

1999年末までに、英国を中心に50人がクロイツフェルト・ヤコブ病で死亡した。研究者らは、狂牛病に感染した牛肉を食べた事が、クロイツフェルト・ヤコブ病に感染した原因だと信じている。

ETH研究チームは、プリオンに関する新たな発見が、異なる動物間のプリオン病と呼ばれる病気の感染予防の道を開くことになると述べた。

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