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エーデルワイスまで試験管の中で咲く時代

野生のエーデルワイスと研究室で培養されたエーデルワイス

(Keystone)

スイスの科学者はエーデルワイスを今まで以上に早く繁殖させるための新しい方法を発見したと発表した。

医薬品や化粧品に使われるようになって、エーデルワイスの需要は今までになく増えている。この需要に応えるために最新の科学技術を使ったのはアグロスコープ(Agroscope)研究所だ。

 連邦政府農業課に属するアグロスコープ研究所は、経済効果と環境問題が矛盾せずに社会に活用されることを目的に設立された。同研究所によると、この新しい手法によって、親株さえあれば今までエーデルワイスを栽培するのに掛かっていた時間が大幅に短縮できるという。

試験管の中で育つ

 また繁殖の時期が来ていない若い株を、培養液につける。ここにビタミンや成長剤をいれ、芽が伸びてくるのを待つ。実際に山の上で繁殖させるより、ずっと手軽で時間も短縮できる。

 成長の速さや成功率はそれぞれの個体が持つ遺伝子によるが、この方法によって大体4つか5つの新しい芽が出てくる。未だに科学者が苦戦しているのは、どうやったら弱い親株から強い種を培養できるか、ということだ。

自然界に影響を与えずに

 しかしこの方法は、遺伝子工学をあれこれ駆使せずに、花を手っ取り早くコピーしてしまうようなものらしい。このような方法はエーデルワイスが最初ではなく、すでに他の高山植物でも行われているという。この方法を使えば、試験管で培養された植物がそのまま企業に使われるだけなので、自然界に影響することはない。

 スイスでは標高2000�b以上で生息する高山植物は、1962年から国の保護指定種となっている。

 エーデルワイスから抽出した液は、日焼け止めや皺取りクリームなどに使われている。エーデルワイスは光の強い、標高の高い地域に生息しているために、紫外線から身を守る抗酸化物質が多く含まれていると言われている。この抗酸化物質が人間にも効いて肌の老齢化を防ぐというのだ。

 スイスのある地方では、エーデルワイスは伝統的に下痢止めにも使われている。


swissinfo、外電 遊佐弘美(ゆさひろみ)

キーワード

エーデルワイスの原産地はアジア。現在約40種。エーデルワイスの生息地は、アルプス山脈、ピレネー山脈、ヒマラヤ山脈、シベリア、アフガニスタン、日本、中国。標高2000〜3000�bの高地に咲く。

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補足情報

-アグロスコープ研究所は、「エーデルワイスの新しい繁殖方法を発見した」と発表した。

-アグロスコープ研究所は連邦政府農業課傘下の研究所で、スイス各地にある5カ所の研究所で構成されている。

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