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オスペル会長、辞任へ

UBSという舞台を飛び降りるマルセル・オスペル氏 Keystone

UBS銀行のマルセル・オスペル会長は4月1日早朝、辞意を表明。次期会長に幹部メンバーのペーター・クーラー氏を推薦した。

このコンテンツは 2008/04/01 09:48

この人事は4月23日に開かれる通常総会で決議される予定だ。

やるべきことはすべてやった

オスペル氏はこれまで、1年の任期で会長の任務を続行すると公言していた。
「今抱えている問題から銀行を立ち直らせたかった。われわれは懸命に仕事を行ってきたし、直面している問題にも即座に着手し、長期的な視野でパフォーマンスを向上させるための諸条件も整えてきた」

しかし、
「これまで取ってきた対策によってやるべきことはすべてやり終えた。UBSのこれからの発展に対しても心配はまったくしていない」
と退陣を表明。

副会長を務めるセルジオ・マルキオーネ氏は、
「マルセル・オスペル氏は深刻な事態の中で決然と銀行を率い、問題解決に向けて決定的な役割を果たした」
と述べるとともに
「彼はこの10年間でUBSを世界のトップに引き上げ、銀行内外で卓越した銀行マンとして評価されてきた。評議会を代表して、この数カ月における彼の不屈の働きに感謝する」
とオスペル氏に敬意を表した。

オスペル氏が次期会長に推薦するペーター・クーラー氏は2001年からUBSのジェネラル・カウンセルを務め、2002年に銀行幹部となった。UBS評議会任命委員会のヘルムート・パンケ会長は
「彼の包括的な経験は、現在の状況においては大変貴重だ」
とクーラー氏を評価する。

経営陣の入れ替えはオスペル氏の指導で評議会が始めた包括的なプロジェクトの一環だ。ほかにも、ガバナンス、戦略の実用化、リスクマネジメント、モニタリング、監視システム、促進システム、後継者プランニングなどに焦点が当てられており、サブプライム問題の原因や同問題から得た教訓の分析も行われている。

これまで経済弁護士として長い経験を積み、大規模な法律部門やコンプライアンス組織を率いてきたクーラー氏は、評議会と密接に協力しながらこれらの課題に取り掛かる意向だ。

UBSはアメリカのサブプライム市場でさらに190億フラン ( 約1兆9000億円 ) の損失を出し、今年の第1四半期もおよそ120億フラン ( 約1兆2000億円 ) の赤字を計上した。

swissinfo、外電

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