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雪崩発生のゲレンデ 経営圧迫を否定

ski lift
21日、雪崩の犠牲者ために1分間の黙とうが捧げられた © Keystone / Jean-christophe Bott

スイスのスキーリゾート地クラン・モンタナで雪崩が発生した4日後の24日、ヴァレー(ヴァリス)州スキーリフト協会の会長は、スキー場の運営に財政的圧迫はなかったとした。 

ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)のインタビューに対し、スキーリフト協会のベルノ・シュトッフェル会長は、財政的圧迫によるずさんな管理がスキー客を危険にさらしたという憶測を否定した。クラン・モンタナのスキー場では19日、幅400メートルのスキーゲレンデを幅840メートルの雪崩が襲い、1人が死亡、3人が負傷した。ヴァレー州検察庁は雪崩予防策に不備がなかったか調査を開始した。 

シュトッフェル会長は、ゲレンデの営業を行うか否かはそれぞれのゲレンデが各自決定すると説明。各ゲレンデの責任者は毎朝ゲレンデを検査し、前夜の天候がゲレンデのコンディションに与える影響を評価する。ゲレンデの監督者はスキーリフト会社の社員ではあるが、作業は個別に独立して行われる。 

同会長は 「ゲレンデ監督に指示を出したり、彼らの判断を再検証したりするのはスキーリフト協会の任務ではない」とし、気候変動の影響で雪崩は今後も増加し、閉鎖されるゲレンデが増えるだろうと付け加えた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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