スイスの視点を10言語で

木彫りの牛、厩舎の馬

昔から子ども部屋や土産店に並んできたスイスらしい木製のおもちゃ。それは、ランプが点滅するプラスチック製の車やコンピューターゲームやなどと競い合ってきた。家族経営のスイス企業トラウファーは75年以来、ぶち柄の木の牛を作り続けている。

トラウファーが作っている木彫りの人形や動物は200種類以上。馬、ロバ、セントバーナード犬、ワニ、カモ、旗を振る人、そしてもちろんキリストとマリアの聖家族。1938年にまず牛から始めた。牛は今日でも非常に愛され、特にクリスマス時には、世界中の子どもたちが目をきらきらと輝かせながら見つめる。立っている牛、座っている牛、草をはんでいるものや、雄牛、雌牛、子牛など、色とりどりの様々な姿が並ぶ。

ベルナーオーバーラント地方にある家族経営のこの会社は、40万個以上の製品をこの一年で作った。そのうち15万個が牛の木彫り。すべて手作りだ。

材料の木は、森林管理協議会(FSC)の基準に従ってスイスの森で切られている。

(写真: ゲータン・バリー、 Keystone、 文: アンドレアス・カイザー)

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部