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コロナワクチン義務付けへの反対運動が発足

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新型コロナウイルスを含むあらゆるワクチンの接種を拒否する人々が、社会的・職業的な不利益を被らないようにするための国民運動が始まった Keystone / Javier Cebollada

新型コロナウイルスの予防接種(ワクチン)の開発が進む中、スイスでは接種を強制されない権利を保証するためのイニシアチブ(国民発議)が立ち上がった。  

市民団体「スイス自由運動」が1日、「予防接種義務に反対―自由と身体的完全のために外部リンク」と称するイニシアチブに向け、署名集めを始める許可を当局から得たと発表した。対新型コロナを含む予防接種を拒否する人々が、社会的・職業的に不利を被らないようにするのが狙いだ。

具体的には、「生命と個人の自由に対する権利」を定めた連邦憲法第10条2項を改正し、個人の身体・精神への介入には本人の同意を得ることを条件と定める。同意しなかったことで罰せられたり、社会的・職業上の不利益を受けたりしてはならないとも明記する。

2022年6月1日までに10万筆を超える署名が集まれば、イニシアチブが成立し、追って国民投票にかけられることになる。

スイスでは新型コロナウイルスの予防接種を受けたくない人が増えている。スイス連邦保健庁の委託で10月下旬に実施されたオンライン調査外部リンクによると、予防接種に同意すると答えた人は回答者の49%だった。3月と4月の調査では60%を超えていた。

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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