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スイスフラン過去10年で対ドル最安

スイスフランは1ドル=1.70スイスフランと、1989年以来対ドル最安値を更新した。ユーロの対ドル暴落に引きづられた形だ。

このコンテンツは 2000/04/27 16:38

スイスフランは1ドル=1.70スイスフランと、1989年以来対ドル最安値を更新した。ユーロの対ドル暴落に引きづられた形だ。

スタートから16ヵ月、ユーロは世界の主要通貨に対し下降の一途をたどっている。対ドルは20%も安くなってしまった。欧州経済は好調なのだが、米経済はより強い。米国の1月から3月までの GDP成長率が6%以上でインフレの懸念があるなら、米国は欧州よりも素早く利上げをするだろう。米の利上げの可能性が高いと予測されるため、欧州から投資が引き上げられていることが、ドル高の要因の一つだ。

が、ユーロ安には政治的な要因もある。欧州中央銀行(ECB)は蔵相らが通貨をどうするかの議論に明け暮れ、蔵相等はECBに対し通貨は自分達が処理するからインフレ対策に専念するようにと言い続けている。強いリーダーシップがなければ、強いユーロはありえないと、エコノミストらは分析する。

スイスフランはユーロ安を反映し、26日過去10年で対ドル最安値を記録した。が、ユーロ圏外の欧州通貨は健在だ。たとえば英ポンドの対外価値は過去14年で最も高い。が、スイスの立場は政治的にも経済的にも違うとアナリストらは見る。5月21日、スイスはEUとの2国間条約批准を問う国民投票を行う。この重要な投票を達成するため、スイス国立銀行はスイスフランをユーロに対して安定させておきたい。さらに、英国の短期金利は6%なのに対し、スイスの金融市場金利は2%から3%だ。

スイスフランの対ドル安は対米輸出を押し上げることは間違い無い。が、スイスは輸入の需要も高いため、スイス国立銀行のインフレ政策を脅かす。

今の所、スイスフランにもユーロにも猶予はなさそうだ。米連銀がドル抑制のための思いきった処置をとり、今週ECB金利が25ポイント上がるという予想はすでに計算されている。

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