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スイス警察、アムネスティ報告でまた攻撃の的

アムネスティ・インターナショナルの年報で、スイスの人権レコードが、再び批判の集中砲火を浴びている。スイスの警察の拘留中の容疑者、特に外国人の扱いは、最悪だそうだ。

このコンテンツは 2000/06/15 16:05

アムネスティ・インターナショナルの年報で、スイスの人権レコードが、再び批判の集中砲火を浴びている。スイスの警察の拘留中の容疑者、特に外国人の扱いは、最悪だそうだ。

年報によると、スイス警察が外国人に対して用いる拘束手段は、残酷で危険きわまりない。中でも、粘着テープでさるぐつわをかませるのと、自転車用ヘルメットをかぶせた上から粘着テープで縦横にグルグル巻きにし顎を固定するのは、外国人拘留者らを呼吸困難に陥らせ、実際死亡した例もある非人道的行為だと、大きく取り上げた。

年報では、1999年3月、チューリッヒ・クローテン空港から強制送還されたパレスチナ人カーレディ・アブ・ザリフェが、飛行中口に粘着テープを張られ、車椅子に縛り付けられていて窒息死した件に焦点をあてている。

アムネスティは、スイス警察が、テープや手錠、足枷、特に呼吸を制限するような手段を拘留者や強制送還される外国人に用いるのを強く非難している。

アムネスティ・インターナショナルは、警察当局へは再三拘束手段使用のガイドラインを提出するよう要請しているが、チューリッヒ州警察からは、何の返答もないと報告している。批判に対し、チューリッヒ当局は、顔を覆わないタイプの新しいヘルメットを使用するようになったため、粘着テープの使用は中止した。また強制送還者は、送還前に健康診断を受けさせることにしたと述べた。一方、連邦警察局は、アムネスティ年報の批判はチューリッヒ州の問題で、連邦警察局が返答する立場にはないとしている。

またアムネスティ年報は、拘留者が直ちに弁護士と相談する基本的人権は、スイスの全州で保証されているわけではないという事実も報告している。

ただしアムネスティは、集団殺害罪に問われているルワンダの元村長フルゲンセ・ニヨンテゼ(35)裁判が、ニヨンテゼが拘留されているジュネーブで行われた件に関しては、評価を示した。が、審理中、証人の匿名は守られなかったと批判した。

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