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スイス軍練習機の死亡墜落事故、パイロットの人的ミスが原因

スイス軍の軍事裁判所は20日、2017年9月にベルナーオーバーラント地方で軍用練習機PC-7が墜落、パイロットが死亡した事故について、パイロットの人的ミスが原因だったという決定を出した。

裁判所は、PC-7のパイロットは視界が不十分だったにもかかわらず、計器よりも目視を頼りに操縦していたと結論付けた。PC-7はベルン州グリンデルワルトの山、シュレックホルン(4080メートル)に墜落、パイロットは死亡した。

PC-7はスイス北西部のパイエルヌ空軍基地を出発し、同南部ロカルノに機体を運ぶ途中だった。

PC-7はスイスのピラトゥス社が開発した単発練習機。スイス軍は1978年に訓練機として導入した。

軍の裁判所は今回の判決を持って法的手続きは完了したと述べた。

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スイスのピラトゥス社が開発した単発練習機PC-7

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スイス空軍の練習機が山に墜落、パイロット死亡

このコンテンツが公開されたのは、 スイス中部のベルン州グリンデルワルトのシュレックホルン山(4078メートル)で12日、飛行中だったスイス軍の軍用練習機PC-7が山頂付近に墜落。軍は同日午後、パイロット一人の遺体が墜落現場から見つかったと発表した。

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