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スイスの衝突試験所 空飛ぶタクシーの衝突実験

スイス北西部・ジュラ州ヴァッフランにある衝突試験場ダイナミック・テストセンター(DTC)は今年、創立25年を迎えた。乗客の安全を守る施設として名声を築き上げてきた。

DTC外部リンクでは乗用車や大型トラック、ガードフェンス、飛行機や電車のブラックボックスなど、あらゆるモノが色々な速度での衝突に耐えられるかをテストする。DTCに勤務する自動車技師のラファエル・ムリ氏は、ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)で「ある中国人の顧客は、ブラックボックスの衝撃テストを行うのは世界中でここだけではないか、と話していた。他の人が模倣しないよう、やり方は秘密だ」と語った。

ベルン応用科学大学外部リンク自動車工学部とも密接に連携。振動・ストレステストや部品の分析、騒音の測定などを通じて自動車の開発に役立てている。

ここでは様々な実験が行われるが、中には空飛ぶタクシーと地上を走る電気自動車との未来型衝突試験もある。高電圧のバッテリーが衝突によって発火する危険はあるか。答えは動画の中にある。

(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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