欧州の最高地点にあるスイスのユングフラウヨッホ駅にアジアから多数の観光客が訪れ、記録的に来訪客数を伸ばした。昨年ユングフラウ登山鉄道を利用した観光客は106万7千人で、過去4年間で100万人を越えたのは3回目となった。
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ただ同時に、今期の冬季は雪が少ないのが課題だと鉄道事業者は懸念している。先月のスキーシーズン開始にあたり、グリンデルワルドでは人工雪の使用を強いられた人気リゾート地が2カ所あったという。
一方、ユングフラウでスキーに鉄道を使用する乗客は昨年より3.9%減少した。
しかし「トップ・オブ・ヨーロッパ」のブランド力を持つユングフラウヨッホ駅を訪れる鉄道旅行の人気は相変わらずだ。ユングフラウヨッホ駅は2017年から訪問者数が毎年2.4%増加している。とりわけ夏季の観光客の伸びが好調だった。
他の観光鉄道路線でも訪問者が大幅に増加していることから鉄道サイドは、さらに利用者数を増やすため、アジアでのPRキャンペーンを強化すると発表した。
スイス当局は昨年、観光客がより早くユングフラウヨッホまで移動できるよう、グリンデルワルドとアイガーグレッチャー駅を直接つなぐケーブルカー建設計画も含めた、新規インフラの建設プロジェクトを認可した。このプロジェクトは、景観を損ね環境が破壊されると意見が二分している。
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