スイスの視点を10言語で

ネットデー2000の準備開始

スイスは11月のネットデー2000にむけて、準備中だ。スイスは教育における情報技術研究機関を中心に、教育現場でのインターネット利用を増やす計画だ。

スイスは11月のネットデー2000にむけて、準備中だ。スイスは教育における情報技術研究機関を中心に、教育現場でのインターネット利用を増やす計画だ。

Swiss Center for Informational Techonologies in Teachingによると、今年のネットデーのテーマは「教室に世界を運ぶ」だ。現在学校、教職員、幼稚園を対象にネットデー2000のプロジェクト案を募集している。最優秀プロジェクトには政府予算と民間のスポンサー援助が贈られる。1999ネットデーは、35ヶ国が参加、欧州だけでも1、300のプロジェクトが実施され、スイスの学校60校が参加した。昨年の活動は、10代のためのオンライン欧州チャット、幼稚園児のためのコンピューターでの作文とお絵書きなどだった。

が、ネットデーは学生、生徒のためだけのものではなく、ウェブの「秘技」に接する機会を持てなかった世代のためでもある。ネットデー2000は、年金受給者の支援活動をしているオンライン・グループseniourweb.chが参加する。

ネットデー2000の準備開始にあたり、ウェブは全世代のためのものという今年のポイントをアピールするため、パスカル・クシュパン経済相が試験台となり、オンラインチャットで21日の対EU相互条約批准をかけた国民投票に関する質問に答えた。クシュパン経済相は、自分のバーチャルワールド体験を成功と評価したが、チャットでもっと時間を過ごすには退職を待たなければならないとコメントした。

ネットデーは1996年米国で始められ、翌年から欧州が参加。スイスはネットデーを学童がウェブに目覚める絶好の機会と捉えて来た。現在スイスの学校教育におけるオンラインプロジェクトは欧州3位だ。

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部