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ビジネスチャンスをチューリヒで

グーグルの技術センターで働く社員は、ゆったりとした労働環境を楽しんでいる Keystone Archive

「チューリヒが、ビジネスではヨーロッパで一番魅力ある都市だ」という結論をスイスの経済研究所「BAK・エコノミックス」が発表した。

このコンテンツは 2008/09/13 15:25

安い税金、革新推進の能力、地の利などで、チューリヒはおよそ200のヨーロッパの都市でビジネスチャンスが最も高いとランクされた。経済実行性という指標では、ダブリンがトップにランクされた。

チューリヒの利点

「わが社のビジネスは、短期採用契約でここに送られてくる社員のおかげで成長を続けている」
と社員再配置専門の会社「ネットワーク・リロケーション ( Network Relocation ) 」のチューリヒ支局長、プリスカ・ヒュテーリ氏は言う。

安い税金と空港への短時間でのアクセスが、何といってもチューリヒの金融業界のメリットになっているとヒュテーリ氏は認める。さらに4つのインターナショナルスクールの存在も、都市選択の最後のカードを引くときのポイントになっていると言う。

「スイスは清潔で安全な国として知られている。また労働時間が週42時間の上、ストライキがほとんどないという点で労働力に信頼を置ける国だ」
とも付け加える。

チューリヒはまた、市民1人あたりの特許数と科学関係出版物の数において、ヨーロッパの標準をはるかに超える都市。チューリヒ大学とチューリヒ連邦工科大学 ( ETHZ/EPFZ ) の研究水準の高さもビジネスに大いに貢献していると、スイスの経済研究所「BAK・エコノミックス ( BAK Economics ) 」の調査は評価している。

ロンドンも悪くない

BAKの調査はさらに、ロンドンをチューリヒに次ぐビジネスチャンスの高い都市に位置づけ、わずか2つの指標においてチューリヒに劣っているに過ぎないと指摘している。

ロンドンはその自由貿易と労働市場法規、革新推進の精神のおかげで、ビジネスの魅力が高い都市だと評価する。また、都市の周囲に高い水準を誇る多様な大学や研究機関が存在すること、ヨーロッパ最大の空港による世界の諸都市へのアクセスの容易さも利点だという。

3位にランクされるコペンハーゲンは、そのさまざまな自由主義にのっとった法規のおかげで、ビジネスの魅力が高い都市に位置づけられる。

一方ダブリンは、BAK調査の経済実行性というカテゴリーではそのダイナミックな経済成長と国民総生産 ( GDP ) の高さで、1位を占めた。

swissinfo、デイル・ベヒテル 里信邦子 ( さとのぶ くにこ ) 訳

「BAK・Economics」の調査

「BAK・Economics」は、ヨーロッパの192地域の税制、マーケットアクセスへの難易度、革新性推進の能力などを比較した。

チューリヒは税制とマーケットアクセスの容易さによって、リストのトップに位置した。ローマは高い税率と規制の強いマーケットアクセス制度のせいで、最低にランクされた。

チューリヒは現在、産業の中心地となっている。金融や保険サービス業界の活発な活動も経済を刺激している。なお、チューリヒ州はスイスの総人口の17%にあたる、130万人が居住する。

経済生産性においては、ダブリン、ブリュセル、ロンドンが最も生産性が高く、エジンバラ、マンチェスター、ベルリンが最も生産性が低い。

最もビジネスで魅力ある都市の順位は以下の通り。チューリヒ、ロンドン、コペンハーゲン、ジュネーブ、ダブリン。

魅力の無い都市はローマを最下位に以下の順位。ミラノ、リヨン、マドリッド、バルセロナ、ローマ。

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