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ファー修道院 強く生きる修道女たち

スイス・チューリヒ近郊にあるベネディクト会のファー修道院他のサイトへには20人の修道女が暮らす。後継者がおらず、彼女たちの将来は不透明だ。厳しい規律と男女不平等のもとで暮らす修道女らの日記が書籍化された。

ファー修道院が建立されたのは1130年。それから今日まで代々引き継がれてきたが、2017年に新しくベネディクト派修道会に入会した女性はスイス全土でたった一人。このためファー修道院が今後どうなるか、誰にも分からない。

他の修道会他のサイトへの女性と同じように、ファー修道院の女性らもカトリック教会における女性の位置づけを批判し、女性の権利強化を訴える。「女性と男性が一緒に運営し率いていかない限り、カトリック教会に未来はない」と修道院長のイレーネさんは言い切る。中世において修道院は女性がわずかばかりの自立と自由を得られる唯一の場所だったが、同時にカトリック教会の階層構造はとても家父長的だった。それは今も同じだ。

修道院日記

最近出版された「Im Fahr(仮訳:ファーにて)他のサイトへ」は、ファー修道院での生活をつまびらかに物語る。1日の流れは厳密で、朝4時50分の起床から晩までぎっしりとやることが決まっている。修道会の厳しい規律に従った生活で、例えば修道院に入会すると同時に実名を捨て、新しい名を授かる。修道女たちは日記の中で、うら若き女性だった当時、なぜそこまでして修道院に入る決心をしたかをつづっている。

ファー修道院の建立888周年を記念してこの日記が書籍化された。修道院生活を写真とともに公開する案に修道女は全員一致で賛成した。書籍化事業に協力するかどうかは各自に委ねられた。

ファー修道院は1130年に建立。女子修道院で、アインジーデルンの男子修道院と対を為す。アールガウ州に位置するがチューリヒ州の自治体ウンターエングストリンゲンに囲まれ、チューリヒ市からもほど近い。農業やワイン醸造を営み、宗教的な織物の生産で知られる。

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