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プロトン(陽子)線でガン治療

パウル・シェラー研究所の研究グループは、プロトン(陽子)線を使った新しいガンの治療法の開発に成功した。現行の放射線治療よりも有効で副作用も少なく、今後は病院での早期治療開始を目指すと語った。

このコンテンツは 2000/11/16 10:05

パウル・シェラー研究所の研究グループは、プロトン(陽子)線を使った新しいガンの治療法の開発に成功した。現行の放射線治療よりも有効で副作用も少なく、今後は病院での早期治療開始を目指すと語った。

14日パウル・シェラー研究所(PSI、アールガウ州ヴィリゲン)は、4年間の臨床の結果プロトン線を用いたガン治療法の有効性が証明できたとし、プロトン線治療の早期完成を目指す開発計画を決定したと発表した。PSIは1996年から60人の患者にプロトン線治療を試みたところ、95%の確立でガンの成長を止める事ができたという。プロトン線治療は、現在のところ眼のガンの治療に用いられただけだが、他の繊細な部分にできたガンの治療にも有効だと思われる。

プロトン線はとても正確に焦点を合わせる事ができるため、周辺の繊維へのダメージを最低限に抑えることができる。プロトン(=陽子、正の電気をもつ)を燃やした光線をスポット・スキャニング技術で悪性腫瘍に正確にあて、細胞を破壊する。PSIによると、現在用いられている放射線治療よりも有効だという結果が臨床からは得られたが、長期的な調査結果は未知数だ。病院でのプロトン線治療実施までには、少なくとも4年の研究が必要だという。また、研究費として2、300万スイスフランが必要で、うち3分の1を民間の寄付に求めているという。

パウル・シェラー研究所は、自然科学と技術のための研究センター。スイス内外の大学と協同で、固体物理、物質科学、素粒子物理、非核エネルギー研究、環境エネルギーなどの分野での研究が盛んだ。

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